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ふしぎ星のふたご姫GYUとは一体・・・ [『ふたご姫』考察記]

寒さのなかに、ふと暖かさを感じる近頃。
遠いながらも春の足音が聞こえ今再び新たな始まりの季節へ。
大団円から早2年。
薄れ行く記憶、変わらぬ想いと共に、
土曜になると更新されるふたご姫検証記。

1クール13回。
それが4クールで52回。
この「52」という数字が、
過去のアニメ作品に問わず一区切りとなる目安であった。
そして今52回目の検証記!

フタゴ姫と作品を本格的に見始めた要因は、
背景に写るキャラクター達がきっかけ。

前作はほとんど見ておらず、さして興味の対象ではなかった。
作品についての知識は有していた。
たまたまレコーダーの中を消去しようと何気なく見てみた作品。
それが「ふしぎ星のふたご姫GYU」(以下ふたご姫GYU)の3話。

背景に写るキャラクターがただのモブではなく、
クラスメイトで今後も出る可能性があることを知る。
また、
・モブキャラに名前があること
・学園で主人公がクラスに在籍していること
等を知り、疑問が湯水の如くあふれ出てきた。
その解決の為に見始めたのである。

きっかけとなった背景キャラクターは、
のちに「ハーブ」という名のキャラクターであることを知る。

モブキャラが主人公の回があることに、
余計に興味が深まったのを記憶している。

そんな考察の振り返りから始まる今回は、
作品の一応の総括と共に作品の魅力について考察を行う。
何故人は「ふたご姫」に興味を持ち、心惹かれたのか。

○学園モノへの転換
過去にもファンタジー学園モノは幾つもあった。
しかし今作の特徴は、
前作の世界観がありながら新しいファンタジー学園に転換したことである。

↑日常の教室の風景なども描かれる(あまり見るものではないが・・・)

個性の塊りであるふしぎ星の連中の大半が、年齢関係なく学園に入学。
ドタバタを繰り広げるモノは、前作ファンにとっても当初興味深いもとなった。

↑学園内であっても変身戦闘

ただ、あまりにも大幅な転換は、
前作の雰囲気を好むファンには望ましいものではなかったことも事実であろう。

しかし、学園モノにすることで前作キャラに負けない個性の塊りキャラが
大勢出てきたことは、世界観を広げ、物語を深くするものでもあった。
また、そのようなキャラクター達の登場が本検証執筆要因となったのである。

↑トンデモキャラクターの宝庫でその筆頭

もちろん、キャラクターが大勢となったことは、
それだけキャラクター性が希薄化する恐れもあり、加えて、
各キャラクターの登場割合も減少することは否めない。

↑・・・ボクですか?

それを良しとしないファンも多い。
だが、そのような「登場率の減少」さえもをネタとするような、
屈強なキャラクターと信者とも呼べるファンをも生み出すこととなったことも、
前作からの転換の産物と呼べるものであろう。

↑ヤダ・・・褒めないで下さい(褒めてねぇ)

○学園モノの魅力
学園モノとしては、
クラスのキャラクターを丁寧に描く事で大きく世界観を広げることができる。
ただ、学園モノの多くは、主人公やその所属に力を入れる為、
クラスメイトの描写は大半がおざなりとなっているのが現状である。
ふたご姫GYUでは、その点が異なった。

なにせクラスメイト20人が全員個性キャラ。
また、既存の作品と異なるのは、各キャラクターが3人チームを組んでいる点。

↑主人公チーム、チーム・ジェミニの3人

これは、作品としてキャラクターを動きやすいものと想像できる。
・・・結構チームバラバラで活動している場面も多かったが・・・

↑チームメイトと行動している場面など皆無であった人

また、前作のキャラがクラスにいる点もポイント高い。

ただし全員でないが・・・

クラスメイトを丁寧に描くことで人気を博した「ねぎま」という作品。
その例に見るように、クラスメイトの情報を確定することは、
世界観が広げファンに安定した物語の情報を提供する。

このクラスメイトはこんなキャラクター、あの子はあんなキャラクター・・・
ファンは、その情報を基に物語を理解することができるのである。

反対に、あまりに情報がアバウトである場合、
キャラクター理解を深めることはできない。
メインキャラ以外になんの情報もない作品では、
主人公の所属するクラスのことなど解からない。

それを「自由に考えられる楽しみがあるのでは・・・」
と捉えることもできる。
しかし、ある一定の情報がなければイメージを広げることはできない。
結果、思考の自由がありそうな作品に思えても、
何も自由にイメージを広げられない状況の作品も少なくない。
ふたご姫GYUはその点で異なった。

クラスメイト全てが個性あるキャラクターであるメリットと言える。

しかし、その利点も上手く処理しきれたとは言い難い。
物語り全体としては、キャラクターを描ききることが出来ず、
アスリやリポのように謎のままに終わったキャラクターもいる。

↑熱望されたアスリの主人公回

↑最後までセリフがなかったタウリの相棒リポ

個性の強いクラスメイト達を上手く引きし物語に絡ませていたら、
評価もまた違ったものとなったかもしれない。

○戦いのある物語
ふたご姫GYUは戦いのある物語である。

・・・幼児向けなのだけれど。

この作品には明確な“敵”が存在する。

↑前半のボス的存在エドワルト・・・後半は豚(涙)

玩具を売るための大人の事情があったりするが、それは割愛。
前作以上に“敵”を意識した作りもまた、ファンを二分したようにも思う。

個人的には、熱い展開は好きなのだが・・・

しかし、女児向け作品でかつ熱いバトルというギャップは面白い。
セーラームーン以降、数点見かけるようになったが、
ターゲットとする年齢層が低いにもかかわらず、
戦闘を軸とする作品も珍しい。
まあ、戦闘といっても激しいものではないが。

↑たまに本格的に戦闘を行うキャラも・・・

しかし、“敵”の個性もこの作品の魅力であった。
トーマの「○○は必要ない」は名言である。

また後半登場のビビンは物語の主軸として、
ある意味主人公以上に主人公として存在した。

そしてファイナルバトルは、
○年ジャンプ顔負けの熱い戦闘が繰り広げられた。

賛否両論あった部分ではあるが、
作品の魅力であることは間違いないだろう。


↑勇ましき幼女向けアニメの主人公姉妹

○終りを迎えた物語
ふたご姫は2年間を通して放送された。
3年目を迎えることは出来なかった。
当然、人気が芳しくなかったこともその要因である。
その他にも大人の事情が絡むが割愛。

1年目の雰囲気から異なる世界観へ挑戦は失敗したのだろうか。

↑え・・・

必ずしもそうではないだろう。
多くのファンがふたご姫GYUに心惹かれた。
それは作品として、
キャラクター
学園のお話
バトル
など人それぞれに魅力を感じたからである。

そして、この作品が『王道』を意識させるものであったからであろう。
アニメ作品は娯楽である。
どれほど奇をてらうものであっても『王道』を忘れてはならない。
『王道』は友情であったり、最後は勝利で終わる物語であったり、
主人公達がどれほど裏切られても優しかったり・・・と様々あろう。

↑最後は友情で締め

そのキーワードを強く意識させることは、
時として煩わしく思えるものであるが、
やはり人として、そこに魅力を感じるものでもある。
ふたご姫GYUは、『王道』を貫き通した物語である。
それは作品の魅力であり、作品の誇りでもある。

・・・かもしれない。

○望むもの
魅力的なキャラクター達が多いにも関わらず、
展開上、語られることがなかったもの、削られてしまったもの、
そのような部分は結構多いと思われる。
大人の事情があるため、致し方ないものではあるが、
ファンには、そのような部分が求められていたのも事実である。

↑例えばアスリとかアスリとかアスリとか・・・・

『王道』をまもりつつそのような欲求を満たすことが、
子どもも大人(マニア)もが求める作品の本質かもしれない。
ふたご姫GYUが続くのであれば、それに近づけたかもしれないのだが、
終りを迎えたことが非常に残念でならない・・・

○考察を終えて
ふたご姫GYUという作品は終わってしまった。

ファンは続きを待ち望んでいるが、その話は出てこない。
どのようなお祭りも終りを迎えることは致し方ないものではるが、
消化不良の部分を感じるだけに勿体無い。
ないのであれば、作ってしまえ、
というのが短絡的な考え方である。
考察から妄想へ・・・

○考察から妄想へ
考察で得た様々な妄想へのチケット。
考察その他そのような(危ない)妄想を書き記すのも、
続編を望む現われのひとつと言えよう。
・・・そんな気もする。

はてさてどうなるか・・・


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あのキャラの出身星はどんなとこ?II [『ふたご姫』考察記]

寒さは益々厳しくなるが失われることないふたご熱。
土曜になると更新されるふたご姫検証記。
第51回。

前回は、
「ふしぎ星」、「熱血星」、「セレブ星」などの、
作中に登場し、かつ出身者が多い惑星について考察を加えた。
しかし、登場するキャラクターの出身星はさらに多様である。
その他の惑星はどのようなものなのだろうか。
今回も引き続いて、登場キャラから推測する、
出身惑星について考察を行う。

まずはA組キャラクターの出身惑星について

○ナニワン星
どこか関西にケンカ売ってます?
と思えてしまうような星、ナニワン星。
その出身のプリンセスといえばレモン。

お笑い芸人を志す、微妙なプリンセス。
バナナが道に落ちていれば、大勢の人間が大挙して押し寄せ、
ネタをせずにはいられない。
それがナニワン星の常識・・・

お笑いこそが全て、お笑いこそが正義。
当然ネタ帳ともなると、命についで重要となるアイテム・・・

レモンの出身星であるナニワン星は、
お笑いがもっとも価値のあるモノとして存在する惑星である。
そして、ツッコまずにはいられない性分も国民性か。

しかし、お笑い以外で言えば、
ナニワン星はファッションなどについては奇抜なモノではないようだ。
・・・食べ物はタコ焼きが重要らしいが。
全体的にいって、浪速・・・大阪あたりをイメージしている惑星と思われる。
一言でいうなら、「コテコテ」の惑星・・・・か。
押しが強いのも住人の特徴か、レモンはお笑い同好会を作り、
チームメイトを無理やり参加させている。

・・・無理やりかどうかは、微妙なところではあるのだが。

○ホラー星
ローズマリーの出身星。

名前からして、怖いモノが一番価値があるとされるのであろう。
この惑星の特徴と思われるのは、ズバリ和服。

この巫女衣装から推測するに、実は和風な国なのだろうか?
お札やお払いなど、本格的なモノが存在する様子でもある。
オカルト系のクラブに入っているローズマリー独自のモノとの解釈もなるが、
ここは一国のプリンセス。
その国ないし星の文化を担っていると推測できるものと思われる。
ホラー星は、その名から意外であるが実に和風な星であるようだ。

しかし、このような惑星のプリンセスとファインシー大好きなハーブと、
この2人がどのようにしてめぐり合ってチームを組むことになったのか、
それについてはまったくの謎でもある。

○マスマティック星
訳すれば「数学星」。
計算がもっとも重要な惑星と思われるこの星のプリンセスといえば、

シフォン。

若干6歳にして、学園に入学。
そして生徒会長まで勤めるスーパー幼女。
それがシフォンの正体。
そのシフォンの出身がマスマティック星。

住人達の多くが、おそらく人間の限界を超えた情報処理を行うことが
可能であろうこの惑星。
これはもやは文化というよりも、人為的なものを感じずにはいられない。

人為的に人間を超越した存在を生み出していた事例は枚挙に暇がない。

遺伝子操作や・・・

遺伝子操作で・・・
電子の妖精ができあがったり、
究極のコーディネイターができあがったりしている。

そのような事例から推測すると、
シフォンも実は強化された人間なのかもしれない。
ならば、6歳であれほどの能力を持つことに関しても合点がいく。

○グレーテル星
暴れん坊ファンゴの出身星。

兄王子ファンゴ、弟王子フィンゴの兄弟。
その取り巻きによって、王家は2つに分かれて時期王位を争う・・・
中世に良く見られたそのような事象が起こっているのがこの惑星。

フィンゴの衣装からも、そのような背景からも、
全体的に中世チックな香が強い星であるようだ。

そのような環境で育ったファンゴは、
力強く、一本気で、女性がちょっと苦手なシャイなナイスガイ。

小さな背格好で、あれほどの強力なパワーを生み出すのは、
やはり熱血星同様、重力が強い惑星であるからなのだろうか。

そもそも「グレーテル」といえば、
小さなボディにその背格好の何倍もの得物を振り回す、

そんな意味があったようにも記憶する(偏見です)。

○オーケストラ星
いわずもがな、ノーチェの出身星。

詳細について触れられていなかったが、
この星の人間は大半が音楽に携わるようである。

オーケストラの名は伊達ではない。
国の指導者は指揮者であるようなので、
何れノーチェも弦楽器から指揮棒へと持ち帰ることになるであろう。

髪型などから、16世紀ヨーロッパ・・・
それも西ヨーロッパ辺りのイメージで描かれているようである。

となると、文化や食べ物もそれに順ずるものである可能性も高い。

では、A組以外のキャラクターの出身惑星は・・・

○ワルプルギス星
我らがトーマ様の出身星。

ドロドロしているみたいです。人間関係。

この星も全体的に中世なイメージで描かれている。
トーマは、クーデターらしきことによって国を追われる。
その時の黒い思念から、エドワルドに魅入られることになるのだが。

最終的にトーマはフーコーメイビ星の旅館に就職し、
ワルプルギス星には戻らないらしい。
ということは、未だこの星の指導者はトーマを追い出した人物が
居座っていることになる。
・・・トーマは平気なのだろうか。

そんな友人は必要ないっ!

○フーキ星
風紀委員のマーチの出身星。
生徒会長のシフォンとも仲が良く、知性も高いと思われるマーチ。

しかし、その出身惑星についてはあまりにも謎。

フーキとなると、風紀からきているとは予想できるものであるが、
はたしてどのような文化に順ずるのか。
そもそも風紀というのも、それぞれの文化によって異なる。
となると、ただ風紀といわれても、
どんなものなのか推測が非常に難しい。

マーチの行動から見えるのは、
・ルール違反を見つけるのが好き
・カード手裏剣のスキル
・メガネを取ると実はカワイイ

など、直接にヒントとなるような情報は少ない。
(というか無関係なものばかりでは・・・)
フーキ星、謎は深まるばかりである。

○オーセッカイ星
NO1老け顔プリンセス、メルバの出身星。

この星についても情報が著しく少なく、
お節介と言われても、推測が難しい。
しかし、この星はふしぎ星のメラメラの国と友好関係にある。
そこから推測することが可能とも考える。

オーセッカイ星は、メラメラの国と有効関係にある。

幼いプリンセス達にさえ交流があるほどなのだから、
浅い付き合いであるとはいえない。
となると、深い付き合いと呼べるものである。

メラメラの国といえば、火、竜、辛い、サンバなどがキーワード。
そんな国と有効関係にあるのだから、オーセッカイ星では、
辛い料理が人気があるのかもしれない(無理ないか?それ)

メルバ?
・・・コレ、辛すぎ。

あと、メルバが竜に対して並々ならぬ情熱を抱いていたところをみるに、
オーセッカイ星にも竜がいるのではないだろうか。

そのような環境ゆえに、竜を守護竜として大切にするメラメラの国と
友好関係となったとも考えることができる。

○まとめ
マーチのように、出身星の情報が少ないキャラクターは多い。
エジソン星、ステップ星、アート星、バンカラ星・・・

ステップ星なんぞ、みんな踊っているのだろうか・・・

ある程度は名前から推測できるので、
その辺りからインスミレーションを得ていくしかないようである。
しかし、このような様々な惑星の出身者という設定のキャラクターが
多数登場することで、物語の幅が広がり、多彩なカラーが出せる。
そして、(収拾が付かなくなる)物語の展開となるのである。
それこそが、ふしぎ星のふたご姫GYUの大きな魅力とも言えるだろう。
・・・たぶん。


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ふしぎ星以外のその他の惑星はどんなものなのか I [『ふたご姫』考察記]

寒さ厳しい月なれど、失われることないふたご熱。
土曜になると更新されるふたご姫検証記。
第50回。

連載50回。
よくもまぁ・・・との思いは胸に。
この作品は「ふしぎ星」と銘打っている。
しかし、登場するキャラクターの出身星は多種多様で、
かならずしも「ふしぎ星」ではない。
その他の惑星はどのようなものなのだろう。
そんな疑問から、
各主要キャラクターの出身惑星の中で、
複数の人数が出身地とする惑星について考察を行う。

○ふしぎ星
主人公達の出身星であり、
物語的に出てくるキャラクターの出身地としては最大を誇る。
他の惑星を考察するに、
この星のあり方はある一定の方向性を示す。
・・・と考えられないかもしれない。

・ファイン、レイン
・ブライト、アルテッサ
・リオーネ、ティオ
・ソフィ、アウラー
・シェイド
・ミルロ
・ソロ、11人のタネタネ姫
と人数だけを見ても22人となる。
また実は、
タンバ・リンもふしぎ星出身であることがファンブックに示されている。

となると、全23人となり文句なく最大人数を誇る出身惑星となる。

惑星概要としては、
・日の光を司るおひさまの国

おひさまの国は国土を有しないのも特徴

・鉱物と技術を司る宝石の国
・雲、水を司るしずくの国
・風を司るかざぐるまの国
・温度を司るメラメラの国
・安らかな夜を司る月の国

住人にはウサギ型の者も

・植物を司るタネタネの国
・海を司る海の王国
などの複数の王国が存在し、
それぞれが役割を果たすことで星として成り立つという、
非常に特徴的な機能を持つ惑星である。
火の国にも海があったり、
自然環境は豊かであることが伺える。

種族は人間のみならず、多様な種族が生活する。

ミルロも実は人間に見えて人間ではない。耳。
ティオも耳。
そして、タネタネは全身を見たら人間でないことはすぐ理解できる。

文明レベルは国によって、ある程度の差を見ることができるものの、
総じて高いレベルにあるものと思われる。
とくに移動手段として、浮遊する乗り物が豊富であり、
それらの発達がこの複雑な国土を持つ国々の情報伝達を可能としている
側面は否定できない。

では、ふしぎ星意外で出身の多い星はどのようなものなのか。

○熱血星
ふしぎ星23人についで、ふしぎ星のふたご姫GYUに登場するキャラクターの
出身として多い星は熱血星である。

熱血星の出身者としては、
カロリとタウリが挙げられる。

また、カロリの相棒であるアスリは
熱血星の出身であるとの考察結果を得ている。

ふたご姫が入室する前から、2人は親密であることが伺える。

同様に、タウリの相棒であるリポについても、
タウリとのチーム結成前に話し込んでいる描写や、
その後のチームワークを見る限りでは、既知の関係であるとも見れる。

これらは、リポがタウリと同郷であることを示す事例として考えた。
そうすると、熱血星の出身者は4人となる。

熱血星の概要についての詳細は不明である。
まず、解かることは熱血星出身者の身体能力が著しく高いことである。

球技はもちろん、ステップ、ダンスもお手のもの。

また、種族にかんしては人間のみ以外登場していないことから、
恐らく人間が中心の惑星であると思われる。
それ以外に身体的特徴は見て取れない。
ただ、名前からして「熱血」星である以上、
その惑星の住人は熱血であると思われる。
アスリやリポは一見熱血には見えない。
しかし、実はクールに見えるだけで心の中は熱い闘志を燃やしている、
そのような性格であると思われる。
特にアスリはそのような描かれ方が現実になされている。

本当にクールならば、こんなバカのことに真剣に取り組むことは不可能。

しかし、それだけでは熱血星の住人達の運動神経については
説明しきることができない。
なぜ、熱血星の住人は身体能力が高いのか。
おそらくそれは、重力などが異なるなど厳しい環境であるから、
ではないだろうか。
超重力の下で修行することによって、
身体能力が向上したり、戦闘能力が高まったり、金髪となったり、
そのような事例はすでに広く知られている。

↑実践者

以上のことから、熱血星は、
・そのほとんどが住人は熱血系
・住人は人間ばかり
・重力がキツイ
・ファッションはジャージなど運動に適したものが中心
といった惑星であることが推測される。
また、4人がそれぞれプリンス、プリンセスであるとすると、
4つ以上の国が星の中に存在すると思われる。

いずれ彼女も金髪とかになるのであろうか・・・

○セレブ星
熱血星についで出身者が多いのがセレブ星である。
セレブ星の出身というと、
エリザベータ、シャシャ、カーラの3人。

この星でハッキリしている事は、
エリザベータのみが特別な地位に存在しているということである。


これは、エリザベータの出身国だけが他の国とは別格、
すなわち、宗主国といった意味合いをもっているものと思われる。
特に、それは3人の幼少時代を見ても受け取れる。

シャシャ、カーラと比べて、幼い時からエリザベータは特別扱いであった。
シャシャ、カーラともにプリンセスであることから、
この園が王侯貴族のためのものであると推測できる。
その中にあって、別格であるエリザベータ。
これは、セレブ星が中心となる皇家と
周辺をすべる王家が存在することを意味しているとも考えることが出来る。

また、権力のみで従わせるのではなく、カリスマ性も備えているのが、
中央の皇家の特徴であると思われる。

セレブ星は強大な勢力によってまとめられる中央集権的な惑星と考えられる。
惑星の住人は人間が中心。
ファンションは、現代の我々と相違ない。

ただ、執事やメイド的な職業が多いとも予想できるので、
そのようなファッションが発達している可能性も指摘できる。
ある意味近代的な特色と現代的な特色を併せ持つ星なのかもしれない。

○まとめ
今回は2人以上が出身者である惑星について考察した。
2人ないし1人の出身者をもつ惑星は複数存在する。
そのような惑星についても考察を深めていくものとする。


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ロイヤルワンダー学園のクラブ活動について [『ふたご姫』考察記]

薄れ行く記憶過ぎ去る年月。
されど土曜になると更新されるふたご姫検証記。
第49回。

ロイヤルワンダー学園について、
教師や敷地についての考察は行ってきた。
しかし、学生にとっての勉学とならぶ主体の活動、
クラブ活動については考察を加えていない。
登場する多くのキャラクター達が様々なクラブに所属している。
今回は、そんなクラブ活動について考察を加えていく。

○クラブ活動の種類
クラブ活動についてはファンブックに記載がある。
ロイヤルワンダー学園で確認されるクラブ活動は、
チェス部・科学部・音楽部・ダンス部・美術部・宇宙オカルト部
バスケットボール部・テニス部・水泳部
お笑い同好会・ソロりんを称えるアイドル同好会
が確認されている(キャラクターファンブックp45-p46)。
では、その詳細に触れる。

・チェス部 
アウラーが所属するクラブ。
部長については不明。
アウラーは部の中でも、かなりの猛者である様子だが、
部長ではないと思われる。
理由は後述。
担当教諭は不明だが、論理的思考が強いゲームであることから、
フェルマーあたりが担当してそう・・・

・フェンシング部
数少ない武道系クラブ。
部長はフェンシング部部長。
名前は不明。副部長もきちんと存在する唯一のクラブ。
部員は7名。

この部のあり方は、他の部を考察するに重要な意味を持つ。
ブライトはこのクラブで最強であり、圧倒的な存在感とカリスマ性を
持ち合わせるにも関わらず、他の先輩が部長である。
後釜であることは決まっているが、やはり学生のクラブ活動。
上下の関係はしっかりしていると、このクラブのあり方から類推できる。
よって、1年生がどれほど圧倒的な能力を持っていても、
他に部長がいるものと考えられるのである。
その為、チェス部の部長はアウラーではない、となる。

・科学部
一見変態の集合場所。

実際変態の集合場所。
それが科学部。
部長はフュー・チャー。
部員は5名。
副部長は不明。
シフォンは部員ではない様子。・・・そりゃ、まぁ。
一時期ファインが入りかけたが、やめた。・・・そりゃ、まぁ。
担当教師は不明だが、
やはり理科担当のアリストテレスが妥当かと。

頭のは飾り

・音楽部 
部長不明。
部員数不明。

ノーチェが参加しているクラブ。
行事の時の演奏以外でも、
ノーチェ個人がチーム・サンバのダンスの音楽を演奏するなど、
なにかと需要が高いクラブである様子。
担任は不明だが、おそらくウーピーで間違いないかと思われる。

音楽担当できそうな人間はこの人くらい・・・

・ダンス部 
部長はトロワ。

担当教師はプリエ。

部員数は基本1人。
トロワの練習メニューが厳しくてみんな退部するため。
一時期ファインが入部、2人になっていた。
が、ファインはその後顔を出していないので、また1人に戻った。
あるいは、ダンスコンテスト優勝の効果で部員が増加している
可能性もある。

・美術部 
部長はパステル。
担当教師は不明。
その他ミルロも所属。

部員は・・・キャンパスの数を見る限り2人と思われるが。
パステルが去ってしまった以上、ミルロが部長となるしか選択肢がない。
1年生部長のクラブ。

・サッカー部
部長は不明。
部員数は不明。

ただ、描かれたクラブの中ではダントツの部員数を誇る。
カロリやタウリが所属。

ファインもヘルプ部員として、よく顔を出す様子。

・フラワーアレンジメント部
担当教師はバン・ジョー。

タネタネのうち、3色(3人)が入部していることは確実。

他のタネタネ達が入部しているかどうかは不明。
活動を見る限りは、3人だけのようだが・・・

部長については不明。
だが、バン・ジョーの号令に一番大きな声で反応を示していた、

このプリンセスが部長である可能性が高い。
一番教師に近い位置に座っているのもその理由となる。

・宇宙オカルト部
正式名称は、
「宇宙オカルトクラブロイヤルワンダープラネット本部」。
部長は・・・恐らくローズマリー。

そして、部員もおそらく1人。
何故か解からないが、そう断言できるクラブ。
そもそもクラブと正式認定されているだけでも微妙かと・・・
まぁ、全宇宙規模のクラブのようなので。
担当教師は・・・いない気がする。

・バレー部
部長は不明。
リオーネ所属。

アスリあたりも所属してそうだが・・・リオーネを追って(意味深)。
リオーネは結構なエースの様子だが、
前述の理由から、
やはり運動部で1年生部長はなかなか難しそうな印象がある。

○デコール部
同好会でなくて、きちんとしたクラブ。
部員は5名。
美術部同様特別なクラブで、
部長はおそらく1年生のアルテッサ。
その主な理由としては、
部員の多くがデコールの作り方を見て、
驚きの表情を浮かべていることから推測できる。

デコールを作り方を知らなかったということになる。
以上から、このクラブはアルテッサが、
学園側にクラブの発足申請を出し承認を受けてできた新しいクラブである、
との推測が成り立つ。

1人のクラブもあるくらいなので、2人(アルテッサ・ソフィー)もいたら、
十分クラブとして認定されたのであろう。
ファインの応援クラブは禁止されていたが・・・

○同好会
クラブ認定をされてない同好会について。

・お笑い同好会
部長はレモン。
所属はアルテッサとソフィー。

すなわち、チーム・ジュエルがそのまま同好会の主体となっている。
アルテッサとソフィーはデコール部と「かけもち」をしていることになる。
どうやら、「かけもち」も許される校風らしい。
舞台では結構な人数が集まっていた。
密かな人気同好会?

・ソロりんを称えるアイドル同好会
ハーブの私設同好会。

長はハーブ。
部員数は7名。
目的はソロを愛でること。
以上(おいおい)。

その他にも・バスケット部、陸上部、テニス部、水泳部
などがあるが、目立った描写はあまり見られなかった。

○以上の情報から・・・
・演劇部はない。
演劇祭の時に動きが無かった。
もしあったなら、素人の演技を許すはずがないと思われる。

素人2人。

・農業系のクラブは無い。
もしあればシェイドが入っていたと思われる。

・野球部はない。それらしいキャラが皆無。
というものが求められる。

○まとめ
教師陣をみても、以外となにを担当しているかわからないものが多い。

オトシブタなどを見ると、
料理部などがあってもおかしくなさそうなのだが・・・

また、陸上部の担当としてはこの男の存在が考えられる。

それが故に、メルバやフランに対して厳しかったのかもしれない。
或いは、案外この2人(及びチーム・フラン)は陸上部であったのかもしれない。

意外にも王侯貴族の通う学園にしては、
以外にもクラブ活動の種類は多くないようである。
支配階層ゆえに、他にすることが多いという表れかもしれないが。


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A組のNo1は誰か [『ふたご姫』考察記]

2008年、本編を終えて長き月日。
それでも土曜になると更新されるふたご姫検証記。
第48回。

主人公ファイン・レインが在籍するのは、
ロイヤルワンダー学園1年A組全20名。
小規模な学級ながら、濃い面々が集うことは周知のところ。
しかし、王侯貴族の子弟からなるこのクラス。
一体、その中で最も優秀な学生は誰なのだろう。
今回は、A組のNo1は誰かを考察する。

まずは、1人ずつ能力を検証。
カテゴライズを試みる。

○チーム・ジェミニ
・ファイン
運動神経は間違いなくS級。
その上スキル「野生のカン」を所持。

しかし、知力についてはカナリ危険。
学力も低めな印象を受ける場面も多くあった。
よって・・・ファイン:体力S知力C「野生のカンの純情オトメ」

・レイン
運動神経が超ポンコツなのは周知の事実。

ファイン同じ双子とは思えない。
妄想に浸るその暴走加減も危険ではあるが、
時折見せる冷静な分析が出来る点は、流石は姉・・・なのかも。
ファインよりは知力はマシかと思われる。
よって・・・レイン:体力C知力B「妄想家 時には冷静お姉さん」

・シフォン
間違いなく孔明。

当然知力はS。
しかし、所々見られる身体能力の低さは、
年齢から仕方が無いところか。
元々彼女は知能労働派なので問題なし。
よって・・・シフォン:体力C知力S「天才とアレはいつも紙一重」

○チーム・ジュエル
・アルテッサ
努力家という設定があるらしい彼女。
しかし、レインに負けず劣らずのポンコツさん。

1人ズレてます。
また、お嬢様気取りであるけれど、

公衆の面前で普通にアクビ。
そのモラルは疑われます。
意外と天然さん。
よって・・・アルテッサ:体力C知力B「努力の人 ところがちょっと空回り」

・ソフィー
腹黒総天然色娘。
しかし、その実、恐ろしい程の身体能力を有する。


チーム・サンバですらてこずる故障した高速リズムを1人余裕でこなすソフィー。
点数が下がってないのは、ソフィーのおかげか?
他にもチラリと見せる意外な素質。

脅威の跳躍力。只者ではありません。
また、知性にしても恐ろしいものがある。

誰もが舌を巻く完璧な演技。
セリフは当然全部暗記済み。
・・・こやつ。
どこまで演技でドコまで天然なのか・・・ソフィー、恐ろしい子。
よって・・・ソフィー:体力S知力S「演技派女優 恐ろしい子」

・レモン
お気楽お笑い娘。
といっても、色々なところで努力している模様。
ネタ帖などは良い例か・・・

また、ハリセンで突っ込むその速度からは、
意外な身体能力の高さを見て取れる。
人を常に笑わせるのは、カナリの努力と勉強が必要。

シフォンと一緒にいるところを見ると、
勉強なども教えてもらっている可能性もある。
影で努力してると予想。
よって・・・レモン:体力A知力A「お笑いだけど意外性」

チーム・サンバ
・リオーネ

そもそもサンバの3人は、全員が身体能力はS級。
それは間違いなく確実。
ということは知力の問題。

リオーネはバレー部。バレーは頭脳のスポーツです!
そして前作に見るキラリと光る推理や知性。
おバカであるという要素は見つかりません。
よって・・・リオーネ体力S知力A「バランス良好クラスの良心」

・カロリ
体力S級のチーム・サンバにおいても、最高の身体能力を持つ。
それがカロリ。

おそらく身体能力のみであれば、間違いなくA組最強最高。
主人公ファインでさえも凌駕するその身体能力と比例して、
ちょっとアッチはアレっぽいところもありそう・・・

やはりファインと似ているイメージが強い。
よって・・・カロリ:体力S知力C「溢れる体力純情オトメ 彼氏アリ」

・アスリ
情報が少なすぎる困ったさん1号。
身体能力についてはSで間違いないと思われるが、
問題は知力。

見た感じ、カロリよりは賢そう。
ファンブックにも「お姉さん」と書かれる程である以上、
それなりの頭を持っていると考えるのが妥当か。
よって・・・アスリ体力S知性A「クールビューティーお姉さん?」

○チーム・セレブ
・エリザベータ
クィーン・オブ・ダメ・プリンセス。
それがエリザベータの称号。
そのダメっぷりは、小さな時分より既に始まってる。

シャシャとカーラ無くしては生きていけない。
そんなイメージも・・・
超然お姫様である以上仕方ないのであろう。
しかし、意外と器用なスキルも持ち合わせてたり、
努力家である一面も。
好きな彼のために努力する健気な面はプラス要素。
なにより、彼女の魅力は「カリスマ」。

その一言に尽きるものかと。
よって・・・エリザベータ:体力C知力C「クィーン・オブ・ダメ・プリンセス」
+「でもカリスマ」

・シャシャ&カーラ
愛のために耐える人たち。
それが彼女達を端的に現す言葉。
無理やりでも強制でもない。
ただ、耐えるのはエリザベータへの愛のため。
そして、そのために彼女達の身体能力は異常に高くなった。

体力、精神力、腕力、攻撃力・・・
色々な部分が鍛えられてきたのだろう。
そりゃ、重そうなカゴを常に担いでいるのだから・・・

スポーツテストでもその脅威の腕力を披露。
当然、知力もエリザベータのフォローの為に総じて高いと予想できる。
よって・・・シャシャ&カーラ:体力A知力A「全ては愛のために・・・」

○シェイドのチーム
・シェイド
もと師匠。鞭の達人。
当然、ふたご星で暴れまわった体力は伊達じゃあない。

今尚その面影は見て取れるが、性格は随分丸くなった。
しかし・・・

俺のカミソリは二枚波カミソリよ!と言った感じのスライディング。

あらよっと!と避けられる。
どうも、クラスの女子連中よりは身体能力は劣るみたい。
とは言え、ソロを理解した上で叱る姿は、流石の一言。
大人の器。
しかし、ギャグは外すことがあったりする。
オヤジの器・・・
まぁ、体力知力バランスが取れて総じて高い印象。
ある意味クラスの舵取り役?
よって・・・シェイド:体力A知力A「バランス良いのに影薄い」

・ソロ
ドンくささは折り紙つき。
それを溢れる勇気でカバーするのがソロ流。
そもそも、タネタネサイズなのだから、
身体能力が優れているか人間サイズの視点で図れるのか・・・

と思う節もあるものの、、
ふにゃふにゃダンスのノリもいまいち。
やはり身体能力は高くない印象を受ける。
学力はそれほど低くは無いのだろう。
しっかり予習もしていたようだし。
女性受けはカナリ良い。
偏った愛情であるが・・
よって・・・ソロ:体力C知力A「体の小さなスケコマし」

・ノーチェ
キング・オブ・ダメ夫。

マジメで一本気な性格なれど、
内向的でふんぎりがつかない、スカートをはく男の子。
恋愛対象がファインという時点で既に負け組み。
身体能力の低さは他の追随を許さない。

女子3人がかりに助けてもらう素敵な関係。
ある意味、「男性」として見られていないのが要因であるが。
知力については、1年生に「編入」を認めてもらえる辺り、
ちょっと心配。
同じ「編入」でもシフォンの編入とはオモムキが異なる気がする・・・
よって・・・ノーチェ:体力C知力C「性別さえ間違えなければ勝組だった」

○ハーブのチーム
・ハーブ
腐女子と思しき彼女。

しかし、意外なほど身体能力は高い。

目的の為であれば、スネークも真っ青なスパイ活動も平気でこなす。
そして、シェイドを突き飛ばすほどのダッシュ力。
意外です。
双子以外で、奇妙な踊りが踊れる稀有な存在ではあるが、

レモンのハチミツ漬けを作ってきたりと、かなり家庭的なスキルも持つ。
ある意味、もっとも基本的な能力を有している存在と言えるかも。
よって・・・ハーブ体力A知力A「腐っているけど優秀プリンセス」

・ローズマリー
別次元を見ている彼女。
いきなりナニかに躓いたりとドンくさいところもある模様。

変わった知識は豊富だが、
この手の人は常識に疎いことが多いのが世の常。
そんな彼女の身体能力は・・・

サッカーでカロリをマークできるほど。
なので、決して低くない。
しかし、恐らく使い方は間違っている。
全ては超常現象を追いかける為に・・・
よって・・・ローズマリー:体力A知力B「優れているけど常識には疎いアッチ系」

○タウリのチーム
・タウリ
運動バカ一代。

に見えるものの、結構な良識派。
体力は熱血星出身である以上当然S。
知力は・・・
カロリと似通った臭いがしてならない。
が、池に落ちたデコールを丁寧に探すなど、
人心にまで気が回る器も見せる。
バカではない。
よって・・・タウリ:体力S知力B「熱血バカに見えるが良識派」

○リポ
情報がまったくない相当の困ったさん2号。
しかし、常にメガネを指で押さえる姿を見せる彼からは、
知性の泉を感じてならない。

恐らく、クラスの唯一のメガネキャラ。
賢くないはずがない。
そして体力。
カロリ、アスリ、タウリらとサッカーをする仲でもある模様。
・・・見事にシュートは決められていたが。
となると、体力も決して低いわけではないのであろう。
そもそも、著しく頭デッかちタイプをタウリが相棒に選ぶとは思えない。
よって・・・リポ:体力A知力S「天才メガネ君人付き合いは苦手ですか?」

○ファンゴ
暴れん坊。
とは名ばかりのロマンチスト。
圧倒的な戦闘力を有する、A組最強の戦闘員。

当然、身体能力はS級。
問題は知力。
自分の国が、兄弟で割れないように卒業を控える優しい男だが、
留年するためには勉強を一切したらダメ。
まぁ、それ以上に暴れればいいのだろうが、
常識的な紳士であるファンゴはそんな無茶はしない・・・と思われる。

頭は悪くは無いけれど、学力はあまり高くはないとの予想が立つ。
よって・・・ファンゴ体力S知力B「暴れん坊 ひと皮剥けば 甘えん坊」

○まとめ
以上A組の各学生の能力に考察を加えた。
A組において、
「知力体力共にバランスの取れたトップ集団」
として考えられるのは・・・
最強:ソフィー
天才:リオーネ&ハーブ&アスリ・リポ&シェイド
俊才:シャシャ&カーラ&レモン
といった人たちであると考えられる。

シフォンは知識だけは最強でも、体力面で劣る。
カロリやファインはその逆。
2人はバランス面では劣る。
ポンコツ組みであるレインやアルテッサ、ノーチェは当然ダメ。
ソロはちょっと・・・・
ファンゴもちとバランスに欠ける。
となると、
ソフィーを筆頭に、
リオーネ&ハーブ&アスリが体力知力共に優れたプリンセスと思われる。
プリンスであればリポ&シェイドが妥当か。

ソフィー最強伝説の始まり・・・?
などと仮定してみたが、
他の要因を洗い出せば、
他のキャラの優れる面も見え隠れする・・・のかも。
かなり乱暴な考察故に、今後さらに深い考察が必要な部分もありそうである。


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先生達の挽歌~あんたらナニしてんの?~ [『ふたご姫』考察記]

2008年、本編を終えて1年以上。
それでも何故か土曜になると更新されるふたご姫検証記。
全52回。

主人公達が活躍する主な舞台はロイヤルワンダー学園。
学園や主人公に関しては、考察を加えてきた。
しかし、学園となればもうひとつ無視することが出来ない存在。
それが教師。
今回は、ロイヤルワンダー学園の先生達にスポットを当てて考察。
この教師はナニをしているのか?

○学園トップ
と言えば、当然教頭先生。
人でない学園長は除いています。

なかなかなナイスミドルな風を装うが、彼は名無し。
ちと哀れ。
ロイヤルワンダー学園の教師ではないが、
ホワイト(旧・ブラック)学園の園長も名無し。

トップとはいつも我慢を強いられる者・・・
さて、その様なトップに率いられる教師陣を考察する。

○クラス担任
この学園では教科担当制を敷かれている様子だが、
ホームルーム以外にも、かなりの割合で担任が学級を担当している。

おそらくは、年齢層が6歳~という初等教育の年齢層さえも含む、
得意な学園様式に要因がある・・・かもしれない。

それはさておき、本作においてクラスを担任しているとはっきり見れるのは、

1年A組 タンバ・リン
1年B組 バン・ジョー
の2人のみである。
それ以外の担任は不明。
また、遠足、修学旅行の際の引率もこの2人。
というか、2人だけ。
・・・管理職の先生はいかなくてもいいのか。
となると、やはり1年C組存在しないと考えるのが妥当であろうか。

○教科担当
では、それぞれの教科担当の教師がきちんと働いているのかを考察する。

・数学担当 フェルマー

凄まじいインパクト。
そしてナナメな体。
恐らくそのルックスを見た者は、彼の姿を忘れることはできない。
・・・かもしれない。
数学担当の彼だが、やらせる内容はブロックでテトリスという、
摩訶不思議なもの。いや、そもそもテトリスはブロックだが・・・
また、意外にも彼の1年生での授業描写のみ複数回登場している。
・・・気に入られたか。

・音楽担当 ウーピー

うら若い女性教師。
・・・それだけで物語が作れそうだが、それはさて置く。
一番初めに登場した教科担当の教師。
雰囲気や性格は良さそうだったが、
展開される内容はダンスダンスレボリューション。
そりゃ、チーム・サンバが最強です。する前から解かる。

・理科担当 アリストテレス

まぁ、あっちの方では案外多い名前かもしれないが、
日本で聞くとすごく仰々しく聞こえる名前。
頭のプロペラはヘアバンド。
生えている種族でないので、念のため。
風力の理解と称して、
王侯貴族の子弟を空に上げる、かなり横暴な教員。
・・・落ちたことは考えないのか。
あるいは、プリンスプリンセス達の能力を理解しているが故か。
たぶんこの人が科学部担当に思えて仕方がない。

・家庭科担当 オトシ・ブータ

・・・学食のオバさんとかでなくて?
家庭科担当らしい。
なかなかの貫禄の様子で・・・
料理は上手そうだが、
料理部の存在はファンブックにも記されていない。
家庭科を担当しているだけであろうか・・・

・保健担当 メディ・カール

たぶん、この人がいる限り保健室登校は存在しない。
そう思えて仕方がないほどにマッドな香をかもし出す教員。
見るまでもなく、注射マニア。・・・かもしれない。
案外、このズレた学園においては良識派なのかもしれない。

・体育担当

ファンゴ連行などで、チラホラと姿を見る彼。
体育担当ということで、メルバ達上級生の体育の授業も担当していた。
にも関わらず、名無し。
何故か、彼を見ると「ハッサン」という名前が思い出されて仕方が無い。
故に彼はハッサンと名付けたい(なんで?)。

・ダンス担当 プリエ

一応教員となるのだろうか。
ダンスということで、体育科の一領域とも考えられる。
トロワの師匠でもあり、あの恥ずかしい決め技の開発者でもある。

○謎教員たち
ナニの教科を担当しているのか不明な教員たち。
・・・働いてますか?

・ララウ&ヤヤン

大きな方がララウ。
小さく小太りしているほうがヤヤン。
・・・何の担当かは不明。
教頭の腰巾着だけでないことは確かなのだろうが。
なぜか、ララウは社会科、ヤヤンは国語科を担当している、
そんなイメージがもてて仕方ない。
実際担当も描写されていないし・・・
それで決定でいいでね?

・タンバ・リン

実は、彼女の担当教科も不明。
担任だから担当教科が無いというのもおかしな話。
専門があるはずだが・・・
タネタネである彼女の専門とはなんだろう。
回想シーンで若かりし姿を唯一晒した教師。

笑顔の大切さとか、そんな事を考える彼女は、
もしかしたら心理学専攻なのかもしれない。
・・・道徳担当?

・バン・ジョー

彼もタンバ・リン同様担当教科不明。
見た目に反して、良識派、正義感の強い教師のカガミ。
妙なコダワリがあるのもお茶目かと。
恋愛対象だけが、ちょっと気になるところだが・・・
ガタイからは体育担当に思えがちだが、
繊細なフラワーアレンジメント部の担当であったり、
食事のマナーを指導できたりと多才。
担当教科は激しく謎である。

・クレソン

誰しもが真の学園長と思っていた存在。
学園長はベルだった、という凄まじいオチを付けられ、
彼は孫を持つ只の庭師であることが判明。
しかし・・・
本当にそうなのだろうか。
貫禄、知識、どれをとっても只者には見えないのだが。

○まとめ
教科担当制を敷く学園で働く教師たち。
しかし、謎はまだまだ多い。
各クラブの担当は一体誰がしているのか。
また、1年A組B組意外のクラスの担任は?
しかし、一応変に見える教師たちも働いているとは言えるであろう。
・・・たぶん。


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先輩たちの挽歌 [『ふたご姫』考察記]

新年あけましておめでとうございます。
そして本編を終えた年度も終了。、
それでも土曜になると更新されるふたご姫検証記。

今回は、気になる先輩たちの面々に関して考察を加える。

○ふたご姫GYUにおける先輩
ふしぎ星のふたご姫GYUという作品は学園物語である。
主要キャラクターが在籍する1年A組、そしてB組。
当然、学園である以上上級生も存在することになる。
たとえば、ファイン、レインと同じ組に在籍する・・・

シフォンやノーチェはそもそも上級生。
主人公達の先輩にあたる。
それぞれが思惑あって、1年生に身を費やしているだけである。
また、ファンゴはダブリで1年生。

ただ、彼の場合は理由があるので除外。

このような彼らを先輩とは呼ぶことができない。
ノーチェは呼び捨てされる上、泣き虫でヘタレ。
ファインにさえ、目上とは見られていない。

ううう・・・

シフォンに至ってはそもそも年下の6歳児。
この2人はさておき、上級生らしい先輩に目を移す。

○上級生だけどタメ口を叩かれるお姫様
といえば、リオーネの友人のベスト老け顔プリンセス・メルバ(えー)。

世界観を通り越したステキな存在感を示すプリンセス。
リオーネ曰く「メルバは優しいお姉さん!」

と言いつつ、出てくる言葉は普通にタメ口。

レイインに至っては、
「友達いないのかしら・・・」とまで言われる始末。
先輩としては、ちょっと面目が厳しい印象は否めない。
まぁ、元々ふるさとの星では異年齢層で活動をしていたこともあり、
ふしぎ星の面々には先輩という概念は理解が難しいのか。

そもそも、メルバの場合は先輩の存在としてよりも、
フランとの絡みが重要なので仕方がない印象もある。
フランといえば、チーム・フランのリーダー。

ウェーブヘアのデコレさん(仮名)と
ショートヘアのプレッツェルさん(仮名)と登場。
上級生の3人チームとして、唯一名前と構成人員が判明している、
非常に貴重な存在である。

○丁寧語を使われる先輩
ファイン、レインが丁寧語を使う先輩としては当然、

トーマの存在が思い出される。
シェイド、ブライトを呼び捨てタメ口であったファイン・レインも、
トーマに対しては「トーマさん」。
初期の敵役は伊達じゃない。

丸くなって帰還後も、先輩として存在を示していた。
また、科学部部長フィー・チャーにもファインは丁寧語を使っていた。
また、トロワに対しても「トロワさん」であった。

○さん付けで呼ばれるには
トロワはファインにとって、まさに先輩といえる存在であったのであろう。

半ば無理やりとはいえ、ダンスの特訓(に付き合わせて)を通して、
培われた体育会系の繋がり。
やはり、異年齢での活動になれる子どもに対しては、
何かしら凄いところを印象付けることが、
目上のものと感じさせるに一番だと言えるためであろうか。

トロワの場合、ファインよりムネが大きい(そっちは関係ない)。

○フェンシング部の先輩
また、ブライトに先輩として認識されていた存在といえば、
フェンシング部部長。

ファイン・レインも一目を置く。


絡みはないが、やはり副部長も先輩として認められていたのだろうか。
副部長は左から2番目の肌の浅黒い彼。
この絵を見て、ふと疑問に思う。

フェンシング部では、ユニフォームに複数のカラーが存在する。

ブライトが着ている色や、

部長が着ている色。
単純に考えると、
ブライトのユニフォームカラーは1年生用、
部長のユニフォームカラーが上級生用となる。
しかし、そう考える矛盾が生じる。


副部長のユニフォームカラーは、
部長のユニフォームカラーとは明らかに異なる。
部長のユニフォームが上級生用となると、
というと、副部長(とホモ君)は1年生。
その隣の2人が上級生となる。

ただ、1年生が副部長になることは、
体育会系においてはよほどの理由がない限り難事であり、
コレは単純にユニフォームカラーが練習用から複数色ある、
と理解する方が良いようだ。

○先輩であるはずなのに
まったく先輩として認識されないのは、
なにも同じクラスにいる存在だけとは限らない。

マーチ。
彼女は、ふたご姫が入学する前から風紀委員。
となれば、当然先輩である。
しかし、そのように扱われたことは一度もなかった。
ふたご姫GYUの世界には、いろいろと報われない先輩が多い。

たはは・・・

○まとめ
ふしぎ星のふたご姫GYUに登場する主人公達の先輩たち。
その多くは、先輩として認識されないような扱いを受けていた(違訳しすぎ)。
例えば、美術部部長のパステル。

彼は普通にミルロに「パステル」呼ばわりされていた。
まぁ、ミルロの想い人であるので、
それはそれで・・・少し体育館の裏へちょっとなにをするヤメレ。

さて、ふたご姫をはじめ主要キャラクターに先輩と認識されるには、
○体育会系であること。
○能力が特化していること。
そして・・・
○背が高いこと。

フィーチャー含め、みんな背が高い・・・

これらのうち、二つほどが当てはまらないと、
先輩としては認められることなく、タメ口呼び捨て当たり前の世界である。

非常にシビアである意味現実をリアルに反映したモノであると言える。
しかし、これも最近は見られる事が少なくなったと言われる、
ふしぎ星出身者の、異年齢集団での活動が多かったことに起因している、
とも言えるものであろう。

即ち、こいつらはナマイキである(ありません)。


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着られていないコスチューム [『ふたご姫』考察記]

本編を終え、年の瀬を迎えても、、
なぜか土曜になると更新される謎のふたご姫検証記!

もうすぐ2007年も終りを迎える昨今。
皆々様には益々ご健勝のことかと存じ上げ候。
ふしぎ星のふたご姫GYUが終了した2007。
そして新たな年の始まり近くなっても、
作品の続投は聞こえません。
というか、ずっと聞こえない(おい)。
にも係らず、(偏った)考察のみは深めていく所存。
何時までやら・・・

今回は衣装(コスチューム)についての考察。
なぜ今更コスチュームか?
それにはある仮定が存在するからである・・・
その仮定とは・・・
「着られていないコスチュームがある!」というもの。

○ふたご姫のドレス
とりあえず、ふしぎ星のふたご姫GYUという作品の主人公、
ファイン、レインは様々な衣装に身を包む。
通常は学生服であるものの、変身後はドレス姿。
その変身ドレスも前半と・・・

後半で・・・

ゴージャス度が異なる。

また変身ドレスとは違ったドレスに身を包むこともある。

もともとがして王族。当然である。
着たきり雀が多い児童向けアニメ作品において、
これほど衣装を沢山着るキャラも珍しい・・・ような気がする。

○体操服
ロイアルワンダー学園は学園であるから、制服が存在する。
また、体育の時間では体操服が存在する。
リオーネが倶楽部紹介の話で着ていたものが・・・

コレ。
コレが体操服かと思っていたが・・・

カロリのコレ、これも体操服だろうか。

じつはコレはサッカー用のユニフォーム。
なんだ倶楽部だし当然だろう、と思いがちだが、

サッカーの授業の時には全員が着るものらしい。
当初は男子がこの微妙な色をきて、女子が青かと思っていたのだが・・・

関係なく、チームのカラーの様子。

また、キーパー用もちゃんと存在する。

授業でも利用されることを見ると、ゼッケンやビブスのようなものなのだろう。
・・・いちいち着替えるのは面倒だが。
よって、体操服はコレが正解らしい。

・・・着ると増量されるのだろうか(ナニが)。

効果のほどは人それぞれ。

加えて、ジャージも複数存在する模様。
空を飛ぶときと、

普通のジャージは異なる。

エリ元は自由らしい。

体育着ではないが、

各自がこのようなレオタードも所有している様子。

○水着
学生服に変身ドレス、体操服にサッカーユニフォーム。
そして通常着。

とりあえず、主人公をはじめ様々なキャラが多様な衣装に身を包む。
そして夏の風物詩といえばはやり、


水着。

姉であるレインの方が一歩リードの感がある(ナニの)。

しかし、リオーネはさらに・・・

このように競り合う(ナニを)2人だが、以前配布された壁紙には、

このような水着が。
・・・1年の歳月は2人の少女を女に仕立て上げた(飛びすぎ)。

ついでに、水着も人それぞれ。

これを水着と言い張る人も。

○普段着
普段は当然学生服が多い。
しかし、土木作業する時などは当然着替える。

ところが、他のプリンセスたちは学生服の上にエプロン付けただけ。
襟元などに注目すると、明らかに2人だけ異なる。

差別だ・・・

エプロンといえば、文化部であるミルロも当然・・・

ただ、基本学生服が多い。

普段着ではないが、ファイン、レイン、シフォンなどは、
パジャマで出てくることもチラホラ。

○変身
このように主人公に至っては、普段に着られる服からして多様なこの作品。
さらに後半には、変身アイテムの登場でコスプレ・・
もとい、着られる衣装も多様となる。



もはや、好き勝手。

また、季節や基本的な衣装も抑えるのを忘れない。




中には突拍子もないものもあるが、
とりあえず、身につけたコスチュームは圧倒数に上る。

○まとめ
にもかかわらず、ある仮説が頭から離れない。
それは、着られていないコスチュームについてである。
当然、裸エプロンとかそのようなにべもない衣装は却下するが、
季節もの・・・
基本的とも言えるコスチュームを一度も誰も着ていない。
それは・・・


着物。
振袖。
晴れ着。
お正月を迎えるにあたり、1年スパンで放送される作品なのに、
着物も振袖もないとはなんともかんとも。
今年の1月最初の放送ではF1していたからなぁ・・・

迎春。
いかにもその空気の中で迎えるのも一興。
しかし、ふたご姫たちの晴れ着を見れなかったのは
残念でもありましょう。
何れは見てみたいものではあるけれど、
その望みは薄そう。
ならば作るくらいしか??
ナニにせよ、良い2008年を。


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赤と青、ファインとレインに連なる系譜 [『ふたご姫』考察記]

本編は終え、曇天の中光ささぬ季節になりて、
儚く記憶薄れるを憂い、尽き果てる事無き探究心。
なぜか土曜になると更新される謎のふたご姫検証記!

今回は主人公のふたご姫に注目し、考察を深める。
そもそも、なぜ2人の性格はあのようなものになってしまったのか。

○ふたご姫の性格。
姉・レイン
妹・ファイン

どうして髪の毛の色まで違って、
性格までこうも違う姉妹に育ってしまったのか。

髪の毛の違いは、親からの遺伝なので納得がいく。
姉は父親の、妹は母親の色を濃く受け継いでいると理解できる。
では、その性格はどう考えるべきか。
姉のレインは、盛りのついたメ・・・もとい、極度の妄想癖。

妹のファインは、お気楽運動バカ一代。

これも遺伝のなせる業か。
はたまたステレオタイプかスタッフの策略か。

否。
実はふたごの色と性格には、深い相関が認められるのである。
古典を紐解くことで、その謎に迫る。

○古典に見る赤と青の系譜
赤と青。
相反する色ということで、昔からペアのキャラのカラーとして珍重がられていた。
古典を見てもその例は数多く確認できる。


この古典作品においては、
赤=行動派・肉体労働タイプ
青=ぶりっこ派・知能労働タイプ
との分け方が成されている。
原作ではこのような髪のカラー分けが
当初されていなかったところをみると、
・アニメーションとしての見栄え
・誰しもが抱くイメージとの関係
それらから赤と青が選ばれ、性格付けが成されたと思われる。

以降赤と青のペアは定着していくが、
主に赤が活動的で、かつヒロイン的なスタンスを確立する例が多く見られる。

ガサツやボーイッシュなイメージが青と比べて先行する赤であるものの
最後は大どんでん返しでヒロイン位置ゲットのような流れは多い。

意外性を優先すると、その流れとなるためであろうか。

年齢が異なるペアであっても赤と青であれば、
確立された性格付けが踏襲されることは多く見られる。

赤=活動的故に戦闘では肉弾戦及びメインを張る。
青=大人しい性格付けから、戦闘ではサポートやサブとなる。
しかし性格の大胆さについては、大人しいイメージの意外性を得る観点から、
青に突拍子もない行動をとらせる手法が多く見られる。

青の方がなにかとダイタン

○古典にみる青の扱い
赤と比べて、青には「裏切り」などの影のイメージがつきまとう。
それも、大人しい、従順、ぶりっ子というイメージから想像する
意外性を演出する為であると考えられる。

青がぶりっ子というイメージは古典的である。

時たまガサツなイメージがつくときもある

猫かぶり、大人しい・・・そんな男性にアピールする性格が一転。
裏切りに走る様は、物語のテコ入れとしては典型的な技法となる。

結構内面がクロいキャラも多い

サブ主人公という立場が多いことも、その要因のひとつであろうか。
裏切ることで、赤(メイン)を失意のどん底へ陥れる場面も。


まさに大どんでん返し

また、メイン、サブが同じ青系統のカラーを持つ場合、
青が濃い方がサブとなり、裏切ったりする例も見れる。


同じ青系統だが・・・

濃い方がサブキャラでボスキャラになったりする

これも、青というイメージが冷たい、クール印象を受ける人が多い、
というものと無関係ではないと思われる。

○赤と青の比較
また赤と青とを比較した場合、
青の方がグラマーに描かれるものも多い。

赤よりも・・・

青・・・

これも、大人しいイメージなどから来る意外性のためであろうか。
ファイン、レインにも見られる恋愛に関するものも、
赤が奥手、青が積極的という構図も多く見られる。

コイツの場合は妄想が大半

赤の意外性としては、勝気、強気である反面実は怖がりというものも
古典に限らず多く見られるものであった。

当然ファインも怖がり。

○まとめ
赤と青。
それに起因する様々な性差。
それこそがファインとレインの性格を特徴づけてる
要因であったのである。
両親からの遺伝でも、
孔明の策略でもなく、
古典から綿々と続き気付かれてきた赤と青のイメージ。
その系譜がファインとレインにも受け継がれていると言えるものであろう。

最近は赤と青でなくても、そんな性格の区別も出てきているようですが・・・

まぁ、それでも赤と青のペアというのは普遍的なものと言い切ることができる。


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B組の謎 [『ふたご姫』考察記]

本編は終え、白雪舞い散る季節になりて、
儚く記憶薄れるを憂い、尽き果てる事無き探究心。
そう!いつも土曜になると更新される謎のふたご姫検証記!

今回は、謎尽きぬB組に対して懲りずにメスを入れる。
こいつら実はB組なのでは・・・
そんな思いを抱かせる登場人物たち。
彼を中心にB組の謎に迫る。

B組。
ミルロのクラス。
しかし、その多くは謎につつまれている。
そもそも、B組をまともに描写したシーンと思しきは、

そして、ミルロを中心として、

3王子を映した、

のみである。

まず、この3枚の絵からB組の情報を整理する。
今しがた解かっている情報としては、
担任バン・チョー先生
ミルロが在籍。
タネタネ在籍。
3王子在籍。
である。

○B組の人数は?
まずB組の人数から考察を加える。

この絵から見るに、
机は4列。

そして、3王子は右の列の4列目に座っていると思われるが、
彼らの後ろにはまだキャラが写っているので、
少なくとも右の列は5列。
5列×3で右だけで15人。
しかし、目を凝らしてみると、
1列目は左端に1人だけ。
そして一番後ろの列も一番右奥の1人のみが移る。
となると、右列だけで5列11人。

左の列にはミルロ。

ミルロの列を調べるには、お団子頭のプリンセスが目印となる。
左右が逆転してることもあるが・・・・
それには目をつぶるとして考察を進める。
彼女は前から3列目。
その前にミルロがいることから、ミルロは前から2列目。
そして、ミルロの後ろには2列見えるので、左の列は4列。
しかし、人数となると問題で3列×3人の9人は確定だろうが、
ミルロとチーム・プチプリンセスの3人。
そして、その他のタネタネの存在が気になる。
他のタネタネが在籍していないとすると、
B組は24人という仮定の人数が叩きだせる。
A組より多いクラス人員である。
ただ、タネタネのサイズからして、
バランス的には問題ない人数構成ではないだろうか。

○B組に在籍する人物は?
まず、お団子頭のプリンセス。
ミルロの後ろに座っている彼女。
名無しなので、とりあえず“チャイナ”さんとでも呼んでおこう。
ミルロ、イシエル、ハーニィ、ゴーチェル、ブライト、アウラー、ティオ、
そしてチャイナさん。
それ以外の人物を考察する。

○人工オデン
科学部の人工オデン。
密かな人気者。
かれはB組であると考える。
その理由は以前にも示したアウラーとの関係。


演劇会の折、
アウラーが力仕事のため!と示す男衆は、
恐らくクラスの関係か倶楽部の仲間であると思われる。
とすると、オデンは科学部在籍が判明しているので、
B組という仮定がなりたつ。
また、そのほかの男衆も、頭脳より肉体っぽい。
アウラーはチェス部在籍。
頭脳派の文学部だ。
とするとやはりB組在籍の生徒の可能性は高い。
もしかしたら、何人かは倶楽部の仲間である可能性もある。
それぞれ髪型に特徴があるが・・・

似ている生徒がいなくもないような・・・・微妙。

○オカマくんとその相棒。

彼らはブライトとの関係からB組と判断する。

彼らが「先輩」との印象を受けるような回は本編では見られなかった。
そなると、同級生であろう。
そして、ブライトに対する熱い眼差し・・・
は置いておいて、

左から2番目の副部長を除く3人は、ブライトの同級生。
そして、3人ともA組に在籍していない。
となると、C組が存在しないならばB組との仮定がなりたつ。

○星の髪飾りのプリンセス

彼女は、ハーブとの関係からB組と判断する。


ハーブとはなにかと仲が良いようなことが想像されるが、
A組には在籍していない。
また、ハーブは私設応援団以外の倶楽部に在籍していない。
となると、隣のクラスという説が濃厚になる。
彼女以外の5人も恐らくはB組所属であろうか。

○モブ姫
やたらと登場する彼女。

モブでの登場率はおそらくダントツ1位であろう。
となると、そんな人材をB組としてはほっておけるはずがない!(個人的主観)

当然ドレスも着こなす、カンペキなるプリンセス。
ただのモブでは終わらさない。
モブ姫もきっとB組。

○まとめ
ミルロ、イシエル、ハーニィ、ゴーチェル、ブライト、アウラー、ティオ、
そしてチャイナさんの8人。
それに加えて、アウラーが推薦する男衆の5人。
ブライトと同じくフェンシグ部の3人。

星の髪飾りのプリンンセスを含む6人。

そしてモブ姫。
これで23人。
あと1名、B組所属の王子や姫がいることになるが・・・

まだB組には謎が多い。
例えば・・・

バン・チョー先生の周りにはタネタネ11人がそろい踏みすることが多い。
となると、やはり11人ともB組在籍なのだろうか。
そして、ミルロ。

ミルロのチームメイトは依然として謎のまま。
彼女の周りには・・・・

只の他人か、あるいは関係者か・・・

B組は24人と仮定したが、
その全員は未だ判明しない。
やはり、一筋縄では行かないのがロイアルワンダー学園1年B組なのである。


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