SSブログ

ブラック星はいつからブラック星なのか(後編) [『ふたご姫』考察記]

本編は終え、薄れ行く記憶であろうとも、
尽き果てること無い探究心が常に炎を灯し続ける・・・
いっつも土曜になると更新される謎のふたご姫検証記!!

今回考察するのは、ブラック星の歴史。
『ブラック星はいつからブラック星なのか(後編)』。
ブラック星とブラッククリスタルキングの謎に迫る。

ブルァァァァー

そして、貴方は知る。
ブラック星の謎を解くことこそが、『ふたご姫の物語』の核心に迫る事を!
今こそ、この物語の根底に流れる歴史を紐解く時なのだ・・・

いつごろホワイト星はブラック星と変貌したのか。
前回は、ビビンとブラック学園長を中心に、その年代を考察した。
その仮説をさらに深める為、今回は真打について考察を加える。

●そもそもブラック学園とは・・・
ロイヤルワンダー学園教頭の話によると、
『名門』であるという。
しかし、学園の歴史については言及されていないので、
どれ程以前から名門として名が知られていたのかは判別できない。

教頭先生曰く・・・

しかし、ここにある仮説が立てられる。
ホワイト学園がブラック学園化し、
極端な競争原理が働くようになった学園だからこと、エリート、
ある意味悪のエリートだが、が育つようになり、有名になったと。
とすると、ブラック学園化したことで名門と呼ばれるようになった・・・
とも考えられる。
全ての始まりは彼からであった・・・・

●ブラッククリスタルキング

全宇宙のハッピーに抗う存在。
ふたご姫にとって、最強最大最後の敵。
圧倒的な存在感は若本s・・・、
ついでに、死因は食べすぎ。

ぶるぁ・・・食べ過ぎたぁぁぁ

このブラッククリスタルキングに襲われることで、
ホワイト星はブラック化した。
しかし、なぜ彼はホワイト星を襲う必要があったのだろうか。

ふしぎ星のふたご姫GYUの最後を飾る強敵、
そして物語の中枢を担うこのブラッククリスタルキング。
この闇の存在があるからこそ、全てが始まったのである・・・
彼を語るには、とある絵画に触れなくてはならない。

●プリンセススワンの絵画
元はエドチンとセットで、
ロイヤルワンダー学園を飾っていた由緒あるプリンセスの絵画であった。

しかし、ある事件からブラッククリスタルキングに取り込まれ、
長い時間、アンハッピー増幅のための媒体にされていた。
彼女とエドチンの2枚の絵画はなぜ離別を経験するに至ったのであろうか。

2枚の絵の邂逅にも黒き思念の干渉が見られる。
全ての始まりはブラッククリスタルキング。

ブルアァァァ

ブラッククリスタルキングは、
心の闇が結晶化して具現化した存在だとクレソンさんは言っていた。
その発生の起源は定かではない。
しかしブラッククリスタルキングは、
生まれ存在するかぎりハッピーを食べつくし、
アンハッピーを振りまく。
それが彼の存在意義なのである。
その活動の様子についてはは本編が物語っていた。

ブラッククリスタルキングがどれ程の昔に生まれたかは解からない。
しかし、彼のその活動はずっと昔から行われていた。
そして、ブラッククリスタルキングは以前、
ハッピーに満たされた星にターゲットを定め、襲い掛かっていた。

それがロイヤルワンダー学園、ロイアルワンダープラネットである。
ハッピーベルンに祝福され、
全宇宙から王侯貴族が自分の星の明るい未来のために集う学園。
ハッピーに満たされた学園。

以前のエドチンも幸せの包まれた学園の生徒だったのであろうか。

その学園をアンハッピーの坩堝と化すために、
ブラッククリスタルキングによる進行と制圧が行われた。
結果はブラッククリスタルキングの敗退であった。
ハッピーベルンとその守護天使たちの純粋たる想いの前に、
ブラッククリスタルキングのアンハッピーは敗れ去ったのである。

ブルアガガァァ・・・

彼の初の敗北であったかもしれない。
本編で彼が自分の過去を語ることはなかっただ、
太陽の国をみて、「あれは我の分身を浄化した星・・・」と認識しているところをみると、
そうそう敗北を喫すような存在ではなかったのであろう。

●傷ついたブラッククリスタキングの災厄
ロイヤルワンダー星の戦いにおいて、大きく傷ついた彼は、
自らの力を回復させるために、あるものを利用することを考えた。
愛し合う二人を引き裂いて、絶望を増幅させる。
エドワルドとスワンの強い想いが、
ブラッククリスタルキングに利用されたのである。
そしてスワンの絵はブラッククリスタルキングに取り込まれた。

お互いの強い想いは引き裂かれることで、強い孤独と絶望を生んだ。
それは、後のエドワルド王子の姿に色濃く反映されることになる。

アンタは歪みすぎ
そのアンハッピーが、ブラッククリスタルキングをさらに強く大きくしていった。

またこの戦い後、天使たちは力を失いソレイユベルの中に眠りについてしまった。

ふたご姫に出会うまで、ソレイユベルの力が解放されることはなかった。
しばしの静寂。
その中で、エドワルドとスワンの想いだけが闇に沈んでいた。

●アンハッピー魔法
ハッピーの力に敗れたブラッククリスタルキングは、
アンハッピーの力を強めるため策を講じる。
まずスワンの絵を取り込んで、負の感情を糧とした。

さらに、アンハッピーで染められるハッピーを求め宇宙を彷徨った。
ハッピーを食べ、アンハッピーに変える。
ハッピーを信じる心がなくなれば、アンハッピーに対抗する手段は失われる。
そのために大量のハッピーが、
正確にはハッピーを吸って成長するアンハッピーフルーツが必要であった。

そこで、ハッピーにあふれていたホワイト星を発見し、ブラック星と化した。
それまでハッピーに溢れていたホワイト星の住人はアンハッピーに支配され、
ピュアな心を失い、人のハッピーを妬み、アンハッピーを望むようになる。

ブラック星を自らの本体の母星と定めたブラッククリスタルキングは、
分身を様々な惑星に飛ばし、アンハッピーを広め始める。
無印での物語は、この分身によるふしぎ星の侵食と制圧に対する、
プリンセスグレイス&ふたご姫たちの戦いの物語である。

ホワイト星がブラック星化するのは、ビビンが生まれる前である。
故に、ビビンは自分の星はブラック星と認識していた。
しかも、彼女はアンハッピー化された存在ではないので、
純粋な心を失わなかった。
そんなピュアな心を持ちながら、
アンハッピーの魔法を扱っていたのである。
その為に、彼女の心は常に不安定に揺れ動くことになる。

だが、結果として学園長を闇から解放するきっかけを作ることにも繋がった。

●そして・・・
ブラック星を母性として彼のハッピーを食べつくすという策略は実行される。
トーマ、エドワルド、ビビン、ブラック学園長。

最初の手ごま・・

様々な手ごまが、負の思念を、アンハッピーフルーツを広げるために奔走した。
しかし、それらは全て失敗に終わる。
過去にブラッククリスタルキングに抗った存在のソレイユベルと守護天使。
過去にブラッククリスタルキングの分身を浄化した存在のふしぎ星のふたご姫。
その2つの力の結集こそが、ファイン、レインの変身後の姿である。
彼女たちの変身は、
2人が生まれるずっと以前から、
アンハッピーの力と戦うための最終決戦兵装として想定されていたのである。

プロミネンスの力、ソレイユベルの力、お日様の国のひかり、ハッピー・・・
全ては闇の結晶たるブラッククリスタルキングのアンハッピーに対抗する力として。

●まとめ
ホワイト星のブラック星化はビビンが生まれる前であった。
そして、ブラック学園長が生まれるにブラック化されたものではない。
前回からの考察をまとめると、
ビビン9歳

ブラック学園長27歳と仮定して、

9年よりは確実に前にブラック化が行われ、
27年より以前はホワイト星であったと考えられる。
また、学園長の教師生活が始まってからと考えれば、
10年ほど前からと考えられないか。
すなわち、
ビビンが生まれる1年ほど前にホワイト星はブラッククリスタルキングに襲撃され、
ブラック化した。

ブルァァ~

そして、ブラッククリスタルキングは分身を全宇宙に飛ばし、
アンハッピーを広めるための進行と制圧、星の侵食を行った。

ビビンは生まれる前であったので、アンハッピーの思念にとらわれることが無かった。
そのとき、ブラック学園長はホワイト学園の生徒、あるいは見習い教師か講師をしていて、
(17歳!?)で、アンハッピーに捉われた。
そして10年後には、立派なブラック学園長になっていた。

立派・・・?

●永きに渡る光と闇の決戦
ホワイト星のブラック化の謎について仮説を踏まえて考察を行った。
ホワイト星のブラック化の要因は、当然ながらブラッククリスタルキングである。
しかし、なぜ彼がホワイト星を襲ったのか、その理由を考えるならば、
間接的な要因は、
過去にブラッククリスタルキングを追い払ったソレイユベルにもみることができる。

そこには、
ハッピーを信じる勢力と

負の思念による支配を進めるアンハッピーの勢力との

長きに渡る戦い歴史が背景として存在したの為であった。

そう・・・
ふしぎ星のふたご姫、そしてふしぎ星のふたご姫GYUで綴られた物語・・・

それは全宇宙の命運を賭けた壮大な光(ハッピー)と闇(アンハッピー)との
時を越えた戦いの物語の一端だったのである!!
(頭・・・大丈夫かいな・・・)


nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。