クソとか言わない！迷作ベルウィックサーガ攻略戦記～大どんでん返し～

最近やっていたゲームといえばもっぱらコレ・・・

といういか、コレの為に他ができずに。

ハマっていた！
・・・というより、意地でやっていました。
ベルウィックサーガ。
どんなゲームかというと、ＳＲＰＧです。ええ。
一悶着あった、「ティアリングサーガ」の続編と銘打たれています。


が、全然そんなことありませんでした（えー）。


でも、まぁ、
本家（ファイアーエムブレム）なんかが好きな身としては、
やっておこうかな・・・
とタワーから引っ張り出したみたのが運の尽き。
ベルウィック地獄の始まりだったのです・・・

このゲームには色々と問題があります。
まず、クソ○ーです（ちょ！）
いえ、本当に。

攻撃が敵も味方も当たらない（特に序盤）。
それだけでものすごく時間が過ぎます。

いつでも金欠です。
ものすごく金欠です。
傭兵システムと名付けられた妙なゲーム展開のおかげで、
序盤は仲間を金払って雇わねばなりません。
でも、雇えません。
お金ないし。

そして、地味です。
色々と地味です。
見た目が地味です。
物語も地味です。
主人公も地味です。
ラスボスも地味です。

↑ラスボス

戦争をしていた敵国の皇帝ではありません。
皇帝は勝手に崩御します。
その息子の皇子でもありません。
皇子は勝手に殺されます。
暗黒教団の教皇ではありません。
教皇は勝手に逃げます。
じゃ・・・誰？
暗黒教団の教皇の下にいる４人の司祭様の１人。
・・・トラキア７７６と同レベルのしょぼさです、コレ。

これらの要素から、ゲームの難易度高いです。
理不尽です。

こんだけ揃ったＳＲＰＧも珍しい。

でもプレイしました。
クリアしました。
やはり（女性）キャラの魅力に勝るモノ無し。
というか、そう思いこませてプレイするしか・・・（えー）。

前作ティアリングサーガはファイアーエムブレムを、
実にスピンオフした感じが強いモノでした。
今作ベルウィックサーガにはそんなもの、微塵もありません。

でも、武器名にはいくつか名残が見えたりします。

最強の神聖魔法スターライト。
これはファイアーエムブレムにあったスターライトからだと思われ。
背景が宇宙になるのもまさにソレですし。
威力はあります。
が、使用できるのは１０回のみ（少しだけ面が進むと回復）。
・・・使えないですよ、コレ。

また、ティアリングサーガを彷彿とさせるものに、
「実はヒロインが大どんでん返し」というのがあります。


前作では、
序盤に登場するお姫様サーシャさんが主人公にラブラブで、
とてもヒロインしておりました。

が、途中からイベントにまったく絡まない空気と化します。
あげく、中盤で主人公の昔なじみが王女様として登場。
ヒロインとして君臨してしまいます。
サーシャのサの字も出てきません。
ＥＤにおいてもまったく主人公と絡みません。
ファンとしてはただただ泣くばかり・・・

今回もその系譜は続きます。
当初、物語はヒロイン不在で進む感じです。
が、途中で敵陣を突っ切って天から舞い降りる１人の龍騎士。
それがラレンティアさん。

堅くて、強くて、飛べる奴。
ヒロイン候補な感じです。

さらに、主人公が転職してご褒美を貰えるとなった時、
お金も領地も地位も全てを望まず只ひとつ、
「ラレンティアの解放を！」望みます。

実は彼女、敵陣から脱走してきたため、
無実の罪でずっと牢屋に閉じこめられていました。
仲間として使うには牢番にお金を払って（賄賂）・・・

しかし解放されるラレンティア。
そして、主人公に変わらぬ忠誠を誓うのでした・・・

まさに年上ヒロイン！（は？）

が、ティアリングサーガの続編です。
そのことを忘れていました。
終盤の終盤。
いきなりソレは現れるのです。

それがこの人。

ネットリさん（リネットだ！）。

リネットは登場まで、
国を出て王様のために戦う主人公に、
戦費や物品を故郷から工面してくれる手紙上の存在でした。

その手紙では、
兄を慕い、兄に甘える妹として描かれています。
それが終盤登場します。
ヒロインとして。
妹なのに！


実は血が繋がっていません。
実は女神の使途の家系です。
実は専用武器が複数在ります。
実は大国の公女様です。
実は・・・
ありすぎて困ります。
全部美味しいところを持っていってしまうのです。
哀れ青髪の龍騎士。

と、まぁ、色々不満要素たっぷりなベルウィックサーガ。

でも、戦記・歴史モノとしてはリアルに描かれていて、
楽しめたと思われます。

ただゲームとしては、
主人公が関わらずに戦争や歴史が動きすぎるのはどうかと・・・
置いてきぼり感がありすぎると、
プレイヤーとしては面白く無いという方も少なくない気もします。
個人的にはサモンナイト４がモロにそれで、
非常に嫌悪感を抱いた記憶がありますし・・・

ファイアーエムブレム系（違うけれど）としては、
かなり異色な要素が強いベルウィックサーガ。
やる人を極端に選ぶのが問題といえば、問題です。


地味なキャラが色々多い今作において、
もっとも輝いていたキャラクター。
それはロザリー嬢で間違いなく。

世界最強の侍女（ゲーム内でそう言われていますので・・・）

メインキャラでなく、単なるサブキャラ。
戦闘で使えるキャラでなく、単なるゲスト。
それでも、その存在感は圧倒的であり、
もっとも仲間として使いたかったキャラクターでした。
・・・戦闘力、皆無ですが（涙）。



続編など望むべくもないこの作品。
もし３作目が出たとしても、やぱりヒロインは・・・
大どんでん返し？？

コメント 2

はじめまして
今作をトップページを見た印象としては続編というけど実際タイトルにサーガがつくだけの別物だと思ってます
だってトップページにはリュナンやサーシャエンテ、カトリ、ホームズや国情報載せられていないじゃないですか？
それなのに続編なのは可笑しい気がしますね
取り合えずゲームタイトル～サーガにすれば続編になるだろという作者側の意図が見え隠れします
by お名前（必須） (2014-11-06 16:46) 

＞ お名前（必須）さん
コメントありがとうございます。
おっしゃる通り、サーガつくベツモノゲームとなっております。
そこらへん、大人の事情があるようで。

ティアリングの時から、一悶着がありましたシリーズ。
続編として売り出すことで、無名のタイトルに箔をつける目的・・・
ってのは大きかった気もします。
ファンとしてはなんとも複雑ですが・・・
by lbs (2014-11-10 00:07)