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誕生。歌っちゃダメなボーカロイド♪(無音イリストーリーズ01) [「妄想SS」 無音イリ ストーリーズ]

4行ひとかたまりで描く、ナゾの電波文章。
妄想系SS(ショートストーリー)です。
一応サイトにも載っけましたが、コチラでも?

まずは「無音イリ」の物語。
初音ミクに感銘(?)受けて勝手に妄想、オリジナルぼかろ。
そいつを主人公としたショートストーリー。
一番短く終わりそうなので・・・(えー)。
三日坊主がいつまで続く?

★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★


無音イリ ストーリーズ 01

誕生。歌っちゃダメなボーカロイド♪


★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★


「オイ、01!目を開けてみろ。」
・・・あたし・・・のこと?
呼ばれているのって、あたしなの?
そう思って、ゆっくりと目を開けてみる。

真っ暗だった視界に風景が飛び込む。
・・・なに?
・・・ここ?・・・どこ??
えと・・・なんだっけ???

あたしは知らない場所で知らない人に囲まれてる。
というより、あたし・・・
誰?何?
いきなりすぎて、頭、パニくるんですけど??

「動いた、成功だ!」
「起動、確認。レスポンス、問題有りません!」
セイコウ・・・何が?
レスポンス?反応?誰の??

「見えるか?」
あたしの目の前で振られるピースサイン。
「・・・指が・・・2本?」
そして沸き上がる歓声。

「おはよう、01。」
「お前こそボーカロイドの記念すべき第1号だ。」
「・・・ボカロ・・・ダイイチゴウ・・・」
それが“あたし”なんだ。

その時はまだ意味がわからなかった。
実感もなかった・・・変な所に入れられてたから。
起動したばかりで、なんか頭がぼけ~ってするし。
でも、あたしの周りの人はみんな喜んでいる。

つられてあたしも嬉しくなる。
なんだか素敵。
あたしはボーカロイド第1号なんだって・・・
きっと大切なことなんだ。それって。

「体は動くか?」
「へ?・・・あ、えと・・・。」
とりあえず動かしてみる。
手は・・・動くし、他も・・問題ないかな。

「よし、なら早速だが起動確認テストだ!イケるな?」
「ハイ!まだ状況把握できてませんが、大丈夫です。」
元気よく返事をした。そして・・・
その瞬間から始まった・・・あたしだけの運命の物語ッ♪

★☆★


「よし、今日はついに歌うぞ、01。」
「ハイっ!任せて下さいっ!」
あたしは右手をビシっとおでこに添える。
敬礼のポーズ。密かなお気に入り。

あたしが覚醒してから数日。
いくつかのテストを受けた。
ボーカロイドとしての稼働テスト。
そして今日はいよいよ本番というワケ。

ボーカロイドだもん。
歌わなきゃ。
それがこれからのお仕事だから。
俄然、ヤル気、出るよね。

「ではスタジオへ入れ。」
「はい。」
反響の壁とガラスに囲まれたスタジオに入る。
用意されてるヘッドフォンとマイクをつけた。

歌うのって初めて。
あたしの歌声、どんなのかな・・・
ちょっと不安でナイーブになりそう。
でも、それ、顔に出しちゃダメだよね。

なぜってボーカロイドはいつでも笑顔。
あたしは強気に生きるんだ。
そう決めてる。
プログラミングされてるのかもしれないけど・・・

「01、聞こえるか?」
「ハイ!感度、良好です!」
元気よく返事を返す。
「まずはそのスコアにある通り歌ってくれ。」
nakine_laf_01.jpg

大きく息を吸いんで、ゆっくりと吐く。
そして、マイクに向かって歌い始めた。
大きな声で。
めいっぱいのあたしの想いを詰め込んで♪

続く。


★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★

この時点の「無音イリ」の髪留めは黒いリボン。
CDは付いていません。
また、稼動後すぐなのでピンク色のワンピースのみ着用。
下ですか?
ないですかなにか?(は??)

こんな感じで続けて行けたら幸いです・・・(えー)。
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