再会。見出せあたしのポシビリティ♪~無音イリ ストーリーズ09~ [「妄想SS」 無音イリ ストーリーズ]
妄想ボーカロイド、無音イリの物語。
第1部全12話もいよいよ佳境。
絶体絶命のピンチに再び現れた“あの人”。
そして告げられる真実とは・・・?
勝手に盛り上がって白ける感じの第9話♪(えー)。
■01話
■02話
■03話
■04話
■05話
■06話
■07話
■08話
■まとめて見る場合は公式サイト
「君・・・またかね?」
勢いよくドアを開けて転がり込んできたのはあの人―
前にあたしを助けてくれた命の恩人―
それ以来、会いたいと願っていた人―
「まさか今度も破棄をやめろ、って言うんじゃ・・・」
「当たり前ですっ!!」
力強くその人は言った。
言葉には一歩も譲らないという気概を感じる。
「流石に今度ばかりは無理だな。諦めてくれ。」
「そうですよ。予算がもう続かないのだから。」
でも、スタッフの人たちも譲らない。
聞く耳を持たない。
「しかし君ね・・・」
「はい?」
「なんでそんなイリーガルで歌えない機体の肩を持つのかね?」
その言葉にあたしは目を伏せる。
そうだ・・・
あたしは失敗作の歌えないボーカロイド。
これから生きていて何になるのだろう?
やっぱり破棄されないといけいないのかも・・・
でも、その人は「決まっているじゃないですか!!」と叫んだ。
それから、あたしの思考が木端微塵になるくらい大きな声で―
「妹を庇わない姉がどこにいますかっ!!!」
・・・え、妹?・・・姉??
次の瞬間、振り返ったかと思うとあたしは抱きしめられた。
え・・・ええ・・・えええっ!???
「この子は私の・・・初めての・・・妹なんですよ?」
力強い声に混じる涙声。
「妹を守るのは姉の仕事です!だから・・・」
あたしを抱きしめたまま、キっとスタッフの人たちを見据える。
「だからこの子を破棄するなんて・・・絶対にさせませんッ!!」
「・・・」
涙・・・あれ?これ、あたしのだ・・・
知らず知らずの内にこぼれ落ちるあたしの涙。
こんな風な優しさに触れたこと・・・なかったから・・・
コレ・・・嬉し泣きって・・・言うんだよ・・・ね ―
実はイラストが凄く手抜き。
やり直そうとも思ったけれど、
ま、コレもアレかなぁと思って放置。
不甲斐ないです。トホホ。
第1部全12話もいよいよ佳境。
絶体絶命のピンチに再び現れた“あの人”。
そして告げられる真実とは・・・?
勝手に盛り上がって白ける感じの第9話♪(えー)。
■01話
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■03話
■04話
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★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★
無音イリ ストーリーズ 09
再会。見出せあたしのポシビリティ♪
★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★
「君・・・またかね?」
勢いよくドアを開けて転がり込んできたのはあの人―
前にあたしを助けてくれた命の恩人―
それ以来、会いたいと願っていた人―
「まさか今度も破棄をやめろ、って言うんじゃ・・・」
「当たり前ですっ!!」
力強くその人は言った。
言葉には一歩も譲らないという気概を感じる。
「流石に今度ばかりは無理だな。諦めてくれ。」
「そうですよ。予算がもう続かないのだから。」
でも、スタッフの人たちも譲らない。
聞く耳を持たない。
「しかし君ね・・・」
「はい?」
「なんでそんなイリーガルで歌えない機体の肩を持つのかね?」
その言葉にあたしは目を伏せる。
そうだ・・・
あたしは失敗作の歌えないボーカロイド。
これから生きていて何になるのだろう?
やっぱり破棄されないといけいないのかも・・・
でも、その人は「決まっているじゃないですか!!」と叫んだ。
それから、あたしの思考が木端微塵になるくらい大きな声で―
「妹を庇わない姉がどこにいますかっ!!!」
・・・え、妹?・・・姉??
次の瞬間、振り返ったかと思うとあたしは抱きしめられた。
え・・・ええ・・・えええっ!???
「この子は私の・・・初めての・・・妹なんですよ?」
力強い声に混じる涙声。
「妹を守るのは姉の仕事です!だから・・・」
あたしを抱きしめたまま、キっとスタッフの人たちを見据える。
「だからこの子を破棄するなんて・・・絶対にさせませんッ!!」
「・・・」
涙・・・あれ?これ、あたしのだ・・・
知らず知らずの内にこぼれ落ちるあたしの涙。
こんな風な優しさに触れたこと・・・なかったから・・・
コレ・・・嬉し泣きって・・・言うんだよ・・・ね ―
続く
★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★
実はイラストが凄く手抜き。
やり直そうとも思ったけれど、
ま、コレもアレかなぁと思って放置。
不甲斐ないです。トホホ。
2010-06-21 21:34
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