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更新。これこそほんとのネーミング♪~無音イリ ストーリーズ11~ [「妄想SS」 無音イリ ストーリーズ]

時間がなくて弱り気味。
でも妄想だと元気いっぱい。
・・・ということで妄想ボーカロイド、無音イリの物語を(えー)。

第1部も残すところ2話に!?
研究所から出た“あたし”と“あの人“。
さてこれからどうするの?


■01話
■02話
■03話
■04話
■05話
■06話
■07話
■08話
■09話
■10話

■まとめて見る場合は公式サイト

★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★

無音イリ ストーリーズ 11

更新。これこそほんとのネーミング♪

★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★


「ごめんなさい・・・・こうするしか方法がなかったから・・・」
いきなり、本当に済まなさそうに謝られた。
「あ、い、いえ・・・」
そんな・・・あ、そうだ。お礼いわなきゃ。

「あの、以前も、そして今回も本当にありがとうございます。」
あたしは頭を下げた。
その人は少しびっくりした表情をして目を丸くしてた。
でも、すぐに優しい笑顔をあたしに向ける。

「もう・・・他人行儀はいらないわよ。貴女は私の妹なんだから。」
「!!」
妹・・・やっぱりそうなんだ。
この人はあたしのお姉さん・・・

「自己紹介、まだだったわね。」
「え・・・いいえ、あ、はい・・・・」
「私はMEIKO・・・って咲音メイコって言った方がいいかな?」
小首をかしげてMEIKO様・・・咲音メイコ様はあたしを見る。

「はい!アイドルの咲音メイコ様っ!すごい!本物なんですね!!」
あたしは目をキラキラさせて大感激。
咲音メイコ様のデータについては以前ダウンロードしていた。
その時はまさか助けてくれた人と同一人物とは思わなかったケド。

でもでも、目の前には本物の咲音メイコ様。
ソレだけでもカンドーなのに・・・
その人があたしのお姉さんなんだんて。
もうなんか、信じられない!!

「“様”ってあのね・・・ま、いいわ。今度は貴女の番よ?」
「え・・・」
「貴女の名前、教えてくれる?」
咲音メイコ様の屈託のない笑顔。

「あ・・・その・・・」
でも、あたしは視線をさまよわせる。
だって、あたしに名前なんて・・・無いし。
だから目を合わせることができなくて、視線を落とす。

「どうしたの??」
怪訝そうな顔があたしに向けられる
当たり前だよね。
自己紹介もできないボーカロイドなんて・・・普通はいない。

「・・・」
ううん。
そもそもあたしはボーカロイドでさえないんだ。
そう。あたしはイリーガルな失敗作で音の出無い欠陥品。

「ねぇ・・・貴女もしかして、名前が無いの?」
あたしは身を振るわせる。
どうして・・・
なんで・・・そんなことまでわかるですか??

nakuno.jpg


「そっか・・・」
咲音メイコ様はふとため息をつく。
でも、その後すぐに優しい笑顔になってこう切り出してきた。
「じゃあ研究所ではなんて呼ばれてたの?」

「・・・イリーガル・・・」
酷っ!?・・・他にはなんて?」
「・・・無音・・・」
「むおん?」

あたしは顔を上げて頷く。
「はい。歌声が・・音が出ること無いから“むおん”・・・って。」
あれ・・・また涙が・・・なんだか風景が滲んで見える。
だって・・・あたしにとっては辛い想い出だもん。

「そっか・・・」
咲音メイコ様はあたしに近づいてきたかと思うと。
「よく我慢してたね。偉いぞ。」
そう言って頭を撫でてくれた。

「!!」
初めてだった。
そんな風にされたの・・・
だからビックリして・・・でも凄く嬉しかった。

「よし!ならこうしよう!!」
「・・・は・・・い?」
あたしの頭を撫でるの止める咲音メイコ様。
急に両手でガッツポーズを作る。

「貴女の名前よ。」
「あたしの・・・名前ですか?」
「そう!・・・そうねぇ-」
この瞬間、あたしの運命の歯車は回り出したの-

続く

★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★

ラスト1話。
でもスグに第2部が??
その前に絵をなんとかしないと・・・
もっと丁寧に描きたいです。でも時間取れない・・・トホホ。
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