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先輩たちの挽歌 [『ふたご姫』考察記]

新年あけましておめでとうございます。
そして本編を終えた年度も終了。、
それでも土曜になると更新されるふたご姫検証記。

今回は、気になる先輩たちの面々に関して考察を加える。

○ふたご姫GYUにおける先輩
ふしぎ星のふたご姫GYUという作品は学園物語である。
主要キャラクターが在籍する1年A組、そしてB組。
当然、学園である以上上級生も存在することになる。
たとえば、ファイン、レインと同じ組に在籍する・・・

シフォンやノーチェはそもそも上級生。
主人公達の先輩にあたる。
それぞれが思惑あって、1年生に身を費やしているだけである。
また、ファンゴはダブリで1年生。

ただ、彼の場合は理由があるので除外。

このような彼らを先輩とは呼ぶことができない。
ノーチェは呼び捨てされる上、泣き虫でヘタレ。
ファインにさえ、目上とは見られていない。

ううう・・・

シフォンに至ってはそもそも年下の6歳児。
この2人はさておき、上級生らしい先輩に目を移す。

○上級生だけどタメ口を叩かれるお姫様
といえば、リオーネの友人のベスト老け顔プリンセス・メルバ(えー)。

世界観を通り越したステキな存在感を示すプリンセス。
リオーネ曰く「メルバは優しいお姉さん!」

と言いつつ、出てくる言葉は普通にタメ口。

レイインに至っては、
「友達いないのかしら・・・」とまで言われる始末。
先輩としては、ちょっと面目が厳しい印象は否めない。
まぁ、元々ふるさとの星では異年齢層で活動をしていたこともあり、
ふしぎ星の面々には先輩という概念は理解が難しいのか。

そもそも、メルバの場合は先輩の存在としてよりも、
フランとの絡みが重要なので仕方がない印象もある。
フランといえば、チーム・フランのリーダー。

ウェーブヘアのデコレさん(仮名)と
ショートヘアのプレッツェルさん(仮名)と登場。
上級生の3人チームとして、唯一名前と構成人員が判明している、
非常に貴重な存在である。

○丁寧語を使われる先輩
ファイン、レインが丁寧語を使う先輩としては当然、

トーマの存在が思い出される。
シェイド、ブライトを呼び捨てタメ口であったファイン・レインも、
トーマに対しては「トーマさん」。
初期の敵役は伊達じゃない。

丸くなって帰還後も、先輩として存在を示していた。
また、科学部部長フィー・チャーにもファインは丁寧語を使っていた。
また、トロワに対しても「トロワさん」であった。

○さん付けで呼ばれるには
トロワはファインにとって、まさに先輩といえる存在であったのであろう。

半ば無理やりとはいえ、ダンスの特訓(に付き合わせて)を通して、
培われた体育会系の繋がり。
やはり、異年齢での活動になれる子どもに対しては、
何かしら凄いところを印象付けることが、
目上のものと感じさせるに一番だと言えるためであろうか。

トロワの場合、ファインよりムネが大きい(そっちは関係ない)。

○フェンシング部の先輩
また、ブライトに先輩として認識されていた存在といえば、
フェンシング部部長。

ファイン・レインも一目を置く。


絡みはないが、やはり副部長も先輩として認められていたのだろうか。
副部長は左から2番目の肌の浅黒い彼。
この絵を見て、ふと疑問に思う。

フェンシング部では、ユニフォームに複数のカラーが存在する。

ブライトが着ている色や、

部長が着ている色。
単純に考えると、
ブライトのユニフォームカラーは1年生用、
部長のユニフォームカラーが上級生用となる。
しかし、そう考える矛盾が生じる。


副部長のユニフォームカラーは、
部長のユニフォームカラーとは明らかに異なる。
部長のユニフォームが上級生用となると、
というと、副部長(とホモ君)は1年生。
その隣の2人が上級生となる。

ただ、1年生が副部長になることは、
体育会系においてはよほどの理由がない限り難事であり、
コレは単純にユニフォームカラーが練習用から複数色ある、
と理解する方が良いようだ。

○先輩であるはずなのに
まったく先輩として認識されないのは、
なにも同じクラスにいる存在だけとは限らない。

マーチ。
彼女は、ふたご姫が入学する前から風紀委員。
となれば、当然先輩である。
しかし、そのように扱われたことは一度もなかった。
ふたご姫GYUの世界には、いろいろと報われない先輩が多い。

たはは・・・

○まとめ
ふしぎ星のふたご姫GYUに登場する主人公達の先輩たち。
その多くは、先輩として認識されないような扱いを受けていた(違訳しすぎ)。
例えば、美術部部長のパステル。

彼は普通にミルロに「パステル」呼ばわりされていた。
まぁ、ミルロの想い人であるので、
それはそれで・・・少し体育館の裏へちょっとなにをするヤメレ。

さて、ふたご姫をはじめ主要キャラクターに先輩と認識されるには、
○体育会系であること。
○能力が特化していること。
そして・・・
○背が高いこと。

フィーチャー含め、みんな背が高い・・・

これらのうち、二つほどが当てはまらないと、
先輩としては認められることなく、タメ口呼び捨て当たり前の世界である。

非常にシビアである意味現実をリアルに反映したモノであると言える。
しかし、これも最近は見られる事が少なくなったと言われる、
ふしぎ星出身者の、異年齢集団での活動が多かったことに起因している、
とも言えるものであろう。

即ち、こいつらはナマイキである(ありません)。


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コメント 3

みやこん

そーか、マーチは先輩だったのか!?
ぜんぜん同級生だと思ってた。

学年が違えば普通はからみが少なくなるものだが
ロイヤルワンダー学園はその様子は全く無いね。

ファインレインは全く礼儀がない、いやいや
誰でも気兼ねなくしゃべりますな。
敬語を使うのは部長クラスのものでないと全員タメ口とわ。
そうするとシフォン生徒会長だって事は全く忘れているねありゃ。
by みやこん (2008-01-10 00:24) 

lbs

みやこん様
ソーナンス。
彼女は一応先輩・・・のはずです。
あの学園は、多額年と言えども、
年齢がバラバラなので、いろんな付き合いがある様子で。
ファイン・レインも元々年上のブライトやシェイドをタメ口、呼び捨て。
そんな世界なんですね~。

・・・そういえば、シフォンは生徒会長。
一切忘れ去られている感じがします。
ちと哀れです・・・
by lbs (2008-01-10 23:54) 

カリスマ声優白書

RW(ロイヤルワンダー学園)は先輩が多いけど設定上では同組なんですね。シフォンとノーチェは立派な上級生。欲を言えば、プリンセス・メルバのセリフが聞きたかったです。トーマは礼儀のプリンスです。マーチは減点カード手裏剣が武器。最後の画像のファインとレイン、明らかに「イヤイヤダンス」踊ってますね。
by カリスマ声優白書 (2021-09-21 07:43) 

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