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廓詞に見るキャラクターの比較考察 [アニメ雑学]

中世から近世にかけて、遊廓の集まった地で吉原という地域がありました。
全国界隈から身売り、或いは、多々理由があって集った遊女達は、
出身諸国の訛りを隠す目的で、吉原独自の言葉遣いであったと言います。
それが後世に伝わる里訛「さとなまり」、遊里語「ゆうりご」とも称される、
廓詞「くるわことば」でありんす。

というとで、今回はありんす詞「ことば」とも言われる独特の言葉遣いに注目。
そんな摩訶不思議の言葉を使うアニメキャラを考察、比較します(なんで?)。

○~ありんす。
花魁言葉。
と称されることがあるようですが、別に高級遊女である「花魁」のみが
使用する言葉ではなかったようです。
前述の通り、遊女達が自らの言葉訛りを隠す目的で使用していたありんす詞。
そんな言葉を話すキャラと言えば・・・

褐色のくのいち・・・

ヒメジ。
アニメ「ひまわりっ!」に登場。
性格は公式サイトによると、
・日英のハーフで事を深く考えないオメデタイ性格
・忍術はとにかく派手な武器を使って周囲を破壊する。
剣術は長刀を振りまわし力任せに破壊する
とあります。
・・・タダの馬鹿?

賢狼・・・

ホロ。
アニメ「狼と香辛料」に登場。
公式サイトによると、
・15歳ほどの可憐な少女で狼の耳と先の白い尻尾を持つ
・自らをヨイツの賢狼と名乗り豊作の神として崇められていた
・実際は犬(狼や!!)
とあります。
・・・狼?

この2人の共通点はタダ1つ。
ありんす。

○同じありんすなのに何故?
ヒメジもホロも同じありんす詞を使用すること。
にしてもwebでは、
ヒメジは「ありんす」と呼称され、
ホロは「わっち」と呼称されます。
なぜホロは「ありんす」という俗称で呼ばれないのでしょう?

○2人の違い
ヒメジこと「ありんす」と

ホロこと「わっち」の違いを考えます。

まずヒメジのアダナは「ありんす」と言う語尾がそのまま付けられ、。
対して、ホロは「わっち」という一人称がそのままの呼称となっています。
ついでにヒメジの一人称は「わっち」ではなかった・・・

2人の違いとして考えられるものに、
まず表情があります。

ヒメジ

・・・裏表ありすぎる素敵な表情。

ホロ

・・・裏心ありそうな素敵な表情。
同じ「相手を見る」という動作だけでも随分違う様子。

続いて“武器”の使い方。
ヒメジ

・・・まぁ、性格に書いてあるしなぁ。

ホロ

・・・最近の神様は“オンナの武器”も使いますか(違)。
同じ武器でも・・・どっちかというと、くのいちが使う武器なんじゃ・・・

○まとめ
もかして・・・
バカだから語尾の「ありんす」って呼ばれるようになったのか・・・ヒメジ。
「わっち可愛いよわっち」とかwebで見るけれど、
「ありんす可愛いよありんす」とかはあんまり見ませんでした(汗)。
気のせい・・・?
バカだから一人称で呼んでもらえず、
廓詞で誰でもが使う「ありんす」って呼ばれるようになったのでしょうか・・・
ありんす、かわいそうでありんす。

でも、まぁ、
2人黙って笑っていれば・・・


そこはかとなくカワリイでありんす。

結論。
ありんす詞って素敵ですね♪(それが言いたかったダケなのかッ!?)。


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