仮面ライダー&ウルトラマンの正月映画に関する一考察

実はお正月の前後にライダーとウルトラマンの映画を見ていたり。
ふと思い出しました（今頃？）。

どちらとも楽しめました。
でも、個人的軍配を上げるならウルトラマンの方でしょうか？

あのゴモラがここまでヒーローになるか・・・
と感慨深いものもありますが、
その完成度は素晴らしいかと。
もちろんツッコミどころもありますが。

○仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイドMOVIE大戦2010
楽しみにしていました。
特にディケイドの方。
あの中途半端なテレビの終わり方からどう繋がるのか・・・
でも、ちょっぴり微妙な感じで肩透かし。

一方でＷの方のビギンズナイトは楽しめました。
おやっさぁあああああん！（なんだ！？）
カッコいいです、おやっさん。
帽子が欲しくなったですけど・・・半熟にはまだ早いそうで。
当方はジュクジュクなので早いのか遅いのか（なにそれ？）

最後はディケイドとWがふらっと融合。
なんか最強っぽくなった敵に挑むことになります。
そこらへんはお祭りなので普通に楽しめました。

ライダーの方には２点ほど不満がありました。

その１
ＴＶ版ラストからどーなったの？
映画が始まってもまったく不明。
最後の最後でディエンドが銃をつきつけて終わったＴＶ版。
しかし、その描写がなかったのように始まる映画版。
・・・繋がってなくない？これ？
いきなり登場するタックルとかもアレですが、
ＴＶとの繋がりだけはきちんと描いてほしかったです。
不満。

その２
鳴滝さん、あんた結局なんなの？
映画が終わってもまったく不明。
ゾル大佐？
それって、役柄なのでは？
おじいちゃんの死神博士と一緒で・・・
おじいちゃんは夏ミカンの祖父。
で、鳴滝さんは何？
なんでディケイドを嫌う？
一切説明なし。
これもディケイドのせいかぁ！？（違）
不満。

Ｗと最後には不満なし。

○大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE
楽しみにしてました。ゴモラ。

実際見てみて、この作品は隙がまったくない映画だ・・・と。
感想がそれでした。
巧い。
その一言がこの作品の全てかと。

簡単に言うと、全キャラに見せ場。
無駄なキャラは居ない。
に尽きます。

３０分のウルトラマンだと山場と谷や間がありますが、
それがなく、全編山場。
引き込まれます。
もちろん、それが疲れるという意見もあるかと。

最初にメビウスの見せ場。
そこでこの作品が今までの円谷作品と違うことを、
まざまざと見せつけられます。
即ちワイヤーアクション。

次ぎにウルトラマンベリアル。
そして描かれるウルトラの星と光の国。
タロウやレオで見られた、微妙なモノとは違い、
恐るべきＣＧ。
まさにスターウォーあわわ。

しかし、ベリアル脱獄。
迎え撃つウルトラ戦士の構図は燃えるものがありました。
っていうか、どんだけ強いのというかなんというか・・・

そして光の国陥落。
場面はレイとゴモラへ。
ここでゴモラがヒーローであることを認識させられます。

このように、各キャラの設定と説明をうまく折り合わせ、
隙のない構図と展開で進められる本作。
巧いです・・・

それでも不満はあったり？

その１
ゼロ、強すぎ。
他のキャラもジャンプ漫画よろしく、
初登場時は圧倒的な強さを見せます。
が、やられます。
しかし、ゼロだけは強すぎて・・・
映画でイチオシキャラなのは解るのですが、
ゼロいたら、他のウルトラマンの存在意義が・・・
既にオヤジさんや師匠であるレオは超えてるぞなもし。

その２
瞬殺される怪獣達。
１００体いれば、そりゃ雑魚なのですが・・・
怪獣墓場から復活したものだからしょうがないでしょ！
と言われればそれまでですが、
ネリチャギ一発、投げ技一発で光と化す怪獣達。
・・・弱すぎるというか耐久力無さスギル。
各怪獣の特徴描写も少なくて。
まぁ、映画の寸尺上しかたないのですが、
もちっと怪獣にも光を。
ゴモラとカプセル怪獣以外にも・・・

といったところでしょうか。
にしても、ライダー、ウルトラ、両方とも楽しめました。
特にウルトラは続編というか、今後の展開が楽しみです。
新しいあり方への第一歩でしょうし。

ライダーの方はこれでディケイドは一応終了。
Ｗの方で新ライダー登場、新しい展開があるようで、
こちらも目が離せない感じです。


また、双方の映画に出会えるこを楽しみにして・・・・