出発。そして始まるレボリューション♪~無音イリ ストーリーズ12~ [「妄想SS」 無音イリ ストーリーズ]
PSPの初音ミクをちょこっとプレイした時の妄想から生まれたボカロ。
それが無音イリ<ナキネイリ>。
そんな歌っちゃダメなボーカロイドの物語も遂に第1部が終局。
無音イリ。
どうしてこんな名前なの?
そのヒミツが今ここに明かされます!(おおげさな・・・)
■01話
■02話
■03話
■04話
■05話
■06話
■07話
■08話
■09話
■10話■11話
■まとめて見る場合は公式サイト
「貴女の名前だけど・・・」
「・・・」
「無音(むおん)ってのを文字って・・・ナキネってどう?」
「・・・ナキネ???」
きょとんとするあたしを尻目に続けるメイコ様。
「そうそう。そんで・・・イリーガルだっけ?」
「はい・・・そう呼ばれる事、多かったです。」
「じゃ、それもアレンジして・・・」
ア、アレンジするんですか・・・イリーガルを??
「んと・・・イリーガルからイリっていうのはどう?」
「は、はぁ・・・」
メイコ様はいたずらっぽく笑う。
えっと、整理すると・・・どういうこと??
「だからね、貴女の名前よ!!無音イリ♪」
「なき・・・ね・・・いり・・・」
あたしはメイコ様に倣って繰り返す。
ナキネ・・・イリ・・・
ナキネイリ・・・
なきねいり・・・泣き寝入りでなくて・・・
無音イリ・・・
「そうよ。まぁ、あんまりベースのは良い意味じゃないけど・・・」
「・・・」
「でも、研究所と貴女のつながりだものね。前の呼び名って。」
「は、はい。」
「だ・か・ら!」
顔の前で指を左右にゆらしながら、ちっちっちとメイコ様はウインク。
「貴女の名前は研究所での呼び名を文字って“無音イリ“」
それからにっこりと笑って「どう・・・かしら?」とあたしに聞く。
でも・・・そんなの・・・決まってます!!
「あ・・・と・・す・・・」
「へ?なんて・・・」
メイコ様にはよく聞こえなかったみたい。
だからあたしはめいっぱいの声で想いを伝えた。
「有り難うございます!!!嬉しいです!!メイコ様!!」
感極まったあたしは、ついつい抱きついてしまった。
「きゃ!ちょ、ちょっと、あ、ありゃりゃらっ!?」
そのまま2人でバランスを崩して転倒。
でもその後すぐに・・・
「うふふ・・・」「くすくす・・・」
笑いあった。
「あの・・・本当に有り難うございます。MEIー」
「ストーっぷ!」
「はぅ・・・」
あたしの言葉をメイコ様が遮る。
「そのメイコ様ってなんとかならないの?」
「あ、は、はい・・・え、でも・・・」
「あたしは貴女のなんだっけ?」
「・・・お姉さんです。」
するとメイコ様はニンマリと笑う。
「じゃ、なんて呼べばいいのかな?イリ?」
「・・・MEIKO・・・メイコ姉さん・・・」
「はい。良くできました!」
そう言って、メイコ・・・姉さんはまた頭を撫でてくれた。
あたしは我慢できず、ボロボロと涙をこぼして泣いた。
こんなに優しくされたのが嬉しかったのもあるけど・・・。
何より大切に思える人に出会えたのがすごく嬉しかったから。
こんな感情、今まで感じたことなかった。
優しくされたこと。
姉さんができたこと。
そして・・・
「じゃ、行きましょうか、イリ?」
「~~~!!」
ナキネイリ・・・無音イリ・・・
あたしの名前が貰えたこと。
「ハイッ!!」
その名を呼ばれるのがとっても嬉しくて嬉しくて・・・
前を歩き出した姉さんに飛びついた。
それから腕を回してみた・・・怒られるかな?
「こら。歩きにくいでしょ?」
「あ・・・ご、ごめんなさい・・・」
「ふふ、冗談よ。さ、行きましょう。」
やっぱり・・・メイコ姉さんはステキ!!とっても優しいもの♪
- その日。
あたしは研究所とお別れをした。
でも寂しくないの。
だって、もっと素敵な出来事があったから。
あたしはメイコ姉さんに出会った。
過去よりも・・・
なによりも・・・
この運命的な出会いが何よりも大切で愛おしい。
メイコ姉さんに連れられて研究所を出た日からー
新しい星の巡りに導かれて運命の歯車は回り出した。
だって、それはあたしの・・・
無音イリの新たな物語の始まりだったんだからっ!!!
正直、続けられるとは思わず・・・
コレも応援して下さった-って誰かが応援してくれる類のモノでもないので、
完全な自己満足の記事裏な文章でありんす。
第1部完!と言っても、2部スタートはすぐこの後のお話ですが。
問題は絵が描けないといういつも通りの大問題が横たわっているだけです(えー)。
まぁ、他の共々まったり行きます。
それが無音イリ<ナキネイリ>。
そんな歌っちゃダメなボーカロイドの物語も遂に第1部が終局。
無音イリ。
どうしてこんな名前なの?
そのヒミツが今ここに明かされます!(おおげさな・・・)
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★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★
無音イリ ストーリーズ 12
出発。そして始まるレボリューション♪
★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★
「貴女の名前だけど・・・」
「・・・」
「無音(むおん)ってのを文字って・・・ナキネってどう?」
「・・・ナキネ???」
きょとんとするあたしを尻目に続けるメイコ様。
「そうそう。そんで・・・イリーガルだっけ?」
「はい・・・そう呼ばれる事、多かったです。」
「じゃ、それもアレンジして・・・」
ア、アレンジするんですか・・・イリーガルを??
「んと・・・イリーガルからイリっていうのはどう?」
「は、はぁ・・・」
メイコ様はいたずらっぽく笑う。
えっと、整理すると・・・どういうこと??
「だからね、貴女の名前よ!!無音イリ♪」
「なき・・・ね・・・いり・・・」
あたしはメイコ様に倣って繰り返す。
ナキネ・・・イリ・・・
ナキネイリ・・・
なきねいり・・・泣き寝入りでなくて・・・
無音イリ・・・
「そうよ。まぁ、あんまりベースのは良い意味じゃないけど・・・」
「・・・」
「でも、研究所と貴女のつながりだものね。前の呼び名って。」
「は、はい。」
「だ・か・ら!」
顔の前で指を左右にゆらしながら、ちっちっちとメイコ様はウインク。
「貴女の名前は研究所での呼び名を文字って“無音イリ“」
それからにっこりと笑って「どう・・・かしら?」とあたしに聞く。
でも・・・そんなの・・・決まってます!!
「あ・・・と・・す・・・」
「へ?なんて・・・」
メイコ様にはよく聞こえなかったみたい。
だからあたしはめいっぱいの声で想いを伝えた。
「有り難うございます!!!嬉しいです!!メイコ様!!」
感極まったあたしは、ついつい抱きついてしまった。
「きゃ!ちょ、ちょっと、あ、ありゃりゃらっ!?」
そのまま2人でバランスを崩して転倒。
でもその後すぐに・・・
「うふふ・・・」「くすくす・・・」
笑いあった。
「あの・・・本当に有り難うございます。MEIー」
「ストーっぷ!」
「はぅ・・・」
あたしの言葉をメイコ様が遮る。
「そのメイコ様ってなんとかならないの?」
「あ、は、はい・・・え、でも・・・」
「あたしは貴女のなんだっけ?」
「・・・お姉さんです。」
するとメイコ様はニンマリと笑う。
「じゃ、なんて呼べばいいのかな?イリ?」
「・・・MEIKO・・・メイコ姉さん・・・」
「はい。良くできました!」
そう言って、メイコ・・・姉さんはまた頭を撫でてくれた。
あたしは我慢できず、ボロボロと涙をこぼして泣いた。
こんなに優しくされたのが嬉しかったのもあるけど・・・。
何より大切に思える人に出会えたのがすごく嬉しかったから。
こんな感情、今まで感じたことなかった。
優しくされたこと。
姉さんができたこと。
そして・・・
「じゃ、行きましょうか、イリ?」
「~~~!!」
ナキネイリ・・・無音イリ・・・
あたしの名前が貰えたこと。
「ハイッ!!」
その名を呼ばれるのがとっても嬉しくて嬉しくて・・・
前を歩き出した姉さんに飛びついた。
それから腕を回してみた・・・怒られるかな?
「こら。歩きにくいでしょ?」
「あ・・・ご、ごめんなさい・・・」
「ふふ、冗談よ。さ、行きましょう。」
やっぱり・・・メイコ姉さんはステキ!!とっても優しいもの♪
- その日。
あたしは研究所とお別れをした。
でも寂しくないの。
だって、もっと素敵な出来事があったから。
あたしはメイコ姉さんに出会った。
過去よりも・・・
なによりも・・・
この運命的な出会いが何よりも大切で愛おしい。
メイコ姉さんに連れられて研究所を出た日からー
新しい星の巡りに導かれて運命の歯車は回り出した。
だって、それはあたしの・・・
無音イリの新たな物語の始まりだったんだからっ!!!
歌っちゃダメなボーカロイド 無音イリ ストーリーズ 第1部 終了
★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★
正直、続けられるとは思わず・・・
コレも応援して下さった-って誰かが応援してくれる類のモノでもないので、
完全な自己満足の記事裏な文章でありんす。
第1部完!と言っても、2部スタートはすぐこの後のお話ですが。
問題は絵が描けないといういつも通りの大問題が横たわっているだけです(えー)。
まぁ、他の共々まったり行きます。
2010-07-21 20:37
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