SSブログ

シン・ゴジラ 感想 [視聴日記その他]

なんとも踏んだり蹴ったり。
お盆さえ働いていましたよ。
トホホ。

やっとこさ少し休日を貰えたりで。
お休み、どうしよう・・・イース8をモリモリ進めることも考えましたが-
折角なので映画を見に行こう、と。

そう、話題の「シン・ゴジラ」観に行ってきました。
意外とゴジラ好きで、結構劇場でも見てたりします。
個人的に好きなのは「ビオランテ」「スペゴジ」「GMK」なんかでしょうか。

事前情報はほとんと無い状態でフラっと視聴。
まぁ、ネットでゴジラが最後どうなるかとかは見知っていたりしましたが・・・
でも、それでも、インパクトは凄まじい作品でした。

ネタバレも含みそうな感想を綴っていきたいかと。
なので・・・
これから見る人、ネタバレ嫌な人は避けて頂ければ幸い。







「シン・ゴジラ」感想

1:「日常」の描写

リアルとかバーチャルとかでなく、非日常の中の「日常」を徹底して描いた作品。
そんな気がします。
非日常を描く作品は多いですが・・・

会議のシーンも含めて、日本の「日常」。
それを圧倒的な描写力、アングル、アイデアを駆使して描ききる。
実写版エヴァンゲリオンと言われる所以でしょうか。

確かに、このあたりの「上手さ」は庵野監督でなければ無理なのかもしれません。
膨大な情報量を詰め込んだ短いシーンを矢継ぎ早に流していく手法はまさにエヴァ。
映画ですし、ゴジラ出るので「非日常」なのですが、そこには「日常」がありました。


2:ゴジラの表現

直接的にグロテスクなシーンや描写は少なかったと感じました。
しかし、それでも「恐怖」を感じさせる圧倒的な空気感を見事に表現しています。
1作目のゴジラとは違う怖いゴジラの存在感。

ただ、最初のゴジラの姿には声出しそうになりましたが。
事前情報をシャットしていた効果でしょうか。
進化することは、複数のメディアで見ていたのに。

ゴジラの戦闘回数はとても少ないものです。
しかし、そのひとつひとつの重さは歴代随一でしょうか。
ただ、怪獣映画としては、戦闘に不満を感じる人もいるかもしれませんが。


3:演出

ちゃんとゴジラのテーマが流れました。
CMとかで耳にする音楽の使い方もバッチリ。
エヴァの曲もあったりで素敵です。

CG処理も見事でした。
東京が燃えるシーンは戦慄モノ。
粗いシーンもあると突っ込む人もいますが、見ている限りは違和感感じず。

と言う感じで、なかなかに見応えのある映画。
人を選ぶことも確かかもしれませんが・・・
では、次は個人的な偏見に基づく良いところの感想。


ヨカッタ点・脳裏に焼き付いたシーン

1:放射熱線の描き方

コレまた情報を遮断していたので、物凄いインパクトがありました。
なかなか今回のゴジラ、撃たないな~と思っていたのに撃ったらエライことに。
あの表現と背びれには、夜という場面効果も含めて凄まじい恐ろしさを感じました。

ゴジラの熱線の扱いの重さは護国三聖獣の折のゴジラを思い起こさせます。
しかし、アレ以上にレーザーの衝撃は凄いものでした。
被害が「東京三区」なのも、これまたリアルな「日常」表現で怖い。

そして、ゴジラとの決戦の時には登場人物たちも想定内の攻撃としてコレを捉えます。
視聴者も1度見たので見慣れている節があり・・・その辺りの描きの上手さを感じました。
派手なだけじゃない、「凄い演出も2度目以降は印象も弱まる」を見事に処理した演出。


2:電車

電車好きにはたまらない・・・のでしょうか。
とりあえず、インパクトありました。
電車の逆襲?

新幹線はカッコ良かったのですが・・・
まさか在来線までとは。
これまたある意味「日常」的でしょうか。

ネットで色々見てみると、やっぱり人気?なようで。
このアイデアに脱帽です。
他の映画では真似できないわ・・・


個人的に微妙?さを感じた点

1:音楽

良い点でもあります。
ただ、言われている所でもありますが、エヴァ音楽・・・
回数が少な目でもよかった?

個人的にはココ!という場面で・・・
映画としては2回くらいで良かった気します。
全体で4,5回流されたような?

もちろん、変化はさせてありますが・・・
それに良い曲でもあります。
それでもやっぱり、引き締める為にも回数はもちっと絞ってもよかったかも。


2:ゴジラ

今回、何しに来たのだろう?
まぁ、それが解らないのが不気味で物語のキモなのですが。
でも、あまりに行動原理が不明。

劇中では、核への怒りや想いなどを踏まえつつ語られ、描かれています。
ただ、今までのゴジラはそれなりに見える目的ありましたからなぁ・・・
食事のため、あるいは敵怪獣に引かれて、はたまた人(獣?)質解放、等々。

1度目の上陸なんかは、何しに来たん?と突っ込まずにいられません。
その災害級の存在を描くための演出と言われればそれまでですが・・・
霞食べて活動する今回のゴジラ、よく寝るし、その辺りにちょい感じるものあったり。



しかし、全体を見れば強烈な印象を受けた作品でした。
「特撮」、怪獣映画としてみると、色々意見が出るかもしれません。
パニック映画としては素みれと晴らしいものです。

「特撮」として個人的に高い評価は「ビオランテ」と「ガメラ2」。
敵性体を完膚なきまでに叩き潰す描写とリアル性が堪らない「ガメラ2」。
見終われば、かなりスッキリする作品でした。

でも今回ゴジラは、その手のスッキリするEDではありません。
まぁ、ゴジラが倒せず~というEDは、別段ゴジラ映画では珍しくありませんが。
気になるのは最後の尻尾の描写。

続編のウワサもあるようですが・・・
あの尻尾は何を意味し、意図して描かれているのか?
今回のゴジラのキーワードとして「群体」と「個体」を上げている人もいる様子。

ゴジラ増殖の話も劇中で出ていましたし・・・
ゴジラ人(ゴジラジン)なんてのも生まれたりして(えー)。
まぁ、所詮は憶測ですが、最後に描かれる尻尾と何か関係あるのかも??


なにより、個人的に残念だったのはパンフレットが売り切れだったこと。
トホホ・・・興行収入が今年の邦画1位になるかもしれない作品と知っておれば・・・
前もって買うこともできましたのに-うう。

コレを機に、まだ見ていないゴジラも見てみる??
「ジラ」でないアメリカ版ゴジラは未だ見てませんし。
・・・ファイナルウォーズは劇場で見たクチですけど(えー!?)。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。