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完食。初めて味わうインパクト♪~無音イリストーリーズ2-2~ [「妄想SS」 無音イリ ストーリーズ]

ブログの方に載っけるのを忘れてました。
初音ミクから勝手に妄想しちゃってるボーカロイドの物語。
無音イリ<ナキネイリ>、歌っちゃダメなボーカロイド。
読んでくれる人がいるかいないか甚だ不明な第2部第2話♪

■まとめて見る場合は公式サイトにて

★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★

無音イリ ストーリーズ 2-2

完食。初めて味わうインパクト♪

★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★


「ちょっと待ってね・・・フライパンとかあるかしら?」
あたしのお腹の音を聞いて、姉さんは部屋に上がりこむ。
続いて靴を脱いだあたしも部屋に上がり込んだ。
2人して、そのまま奥のキッチンに向かう。

「お、鍋とかの関係はちゃんとあるわね。あとは何か・・・」
姉さんはしゃがんだり、上の棚を開けたりして探し物。
することがないので、あたしはそれをただボーっと見ていた。
「ねぇ、イリ?」

「・・・」
「ちょっとイリ、聞いてる?」
イリ・・・!
そうか、あたしの名前だ。

「は、はい!!」
無音イリ - それがあたしの今の名前。
姉さんがくれた大切な名前。
呼ばれたことに気がついて、急いで敬礼のポーズを作る。

敬礼000.jpg


「なにやってんの、それ・・・?」
そんなあたしの姿を見て、姉さんは苦笑する。
「ま、いいわ。それより乾燥シイタケ見つけたの。
「へ?」

カンソウ・・・シイタケ・・・
知ってるけれど見たことないや。
「あとバターも。賞味期限は大丈夫そうだし、コレでいい?」
「へ??」

どういう意味かな??
きょとんとするあたしを尻目に、姉さんは含み笑い。
それからコンロに火がかけられた。
「まぁ待ってなさいって。プロ級の腕前、見せてあげるから。」

しばらくして、バターの少し焦げた香りが部屋に広がった。
良い匂い・・・
それからすぐにジュワ~という音。
どこから出したのか、お醤油と先ほどの乾燥シイタケが入れられた音。

「出来上がり~!」
お皿に乗せられた料理が、あたしの前の小さい机の上に置かれる。
「・・・と言ってもただのバターソテーだけどね。」
頭をかきながら姉さんが言う。

「食べてみて?」
「は、はい。」
シイタケ・・・バターソテー・・・
なにもかも初めて見るもの食べるもの・・・研究所じゃ決してできなかった体験。

床に座って、そしてひとつ、お箸で口に運んでみた。
「!!」
こ、これは・・・
口に広がるしなやかな歯ざわりとまろやかな風味と濃厚な-(略)

「美味しい!すごく美味しいですっっっ!!」
もうお箸が止まらない。
あたしはものすごい勢いでシイタケを食べ始めた。
「ちょっと、そんなに大げさな・・・」

姉さんは照れていた・・・みたい。
でもあたしは、空腹とシイタケのインパクトの前に気が付かなかった。
だって、ただひたすらにシイタケを求めていたもん。
こんな美味しいものが存在するなんて・・・広いわ、研究所の外って・・・

続く

★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★


最終話までこんな感じでまったりおバカに話しが進みます・・・
第2部は「く」で終わる漢字で題名を多く設定。
第1部はバラバラでしたが・・・
それよりなにより絵だ!
テキパキ描きたいところです、トホホ。
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